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Amazonがモバイル通信の基地局を使った無線通信技術の試験の準備を進めていることが明らかになりました。Amazonの狙いはドローンを使った配達の技術テストではないかと推察されています。

Amazon seeks permission for mystery wireless tests in rural Washington - Business Insider

http://www.businessinsider.com/amazon-wants-government-permission-to-run-mystery-wireless-tests-in-rural-washington-2017-1

Amazonが、無線基地局を使ったモバイル通信端末を使った実験のためにアメリカの連邦通信委員会(FCC)にテストの申請を行っているとBusiness Insiderが報じています。申請書にテスト内容の詳細は明記されていませんが、「革新的なコミュニケーションの可能性と機能性」をサポートするためにデザインされたプロトタイプ端末のプロジェクトが含まれているという記載があるとのこと。

さらに注目すべきはAmazonが指定した連絡先が、元NASAの宇宙飛行士のニール・ウッドワード氏であること。NASAを辞めたウッドワード氏は2008年にAmazonに加わり、現在はAmazonのドローン配達プロジェクト「Amazon Prime Air」のシニアマネージャーを務めていることもあり、今回、Amazonが試験しようとしているものが「配達用ドローン」で、ドローンを制御するための通信システムのテストが含まれていることを示唆しているとBusiness Insiderは指摘しています。

Amazonはすでにイギリスでドローン配達をスタートさせており、アメリカでも本格的な試験をスタートする可能性は十分ありそうです。

Amazonがついにドローンによる商品の投下配達「Prime Air」を開始 - GIGAZINE



AmazonがFCCに届けた内容は、シアトルのAmazonの施設とそこから約220マイル(約350キロメートル)離れた場所にあるケネウィックの屋外で試験を行い、各施設には3つの固定送信機と10個のモバイル端末が用いられるというもの。Amazonがテストに使う周波数帯は以下の通りで、AmazonはFCCの指定する方式に従って通信試験を行う予定で、1時間に平均5分ほどしか電波を送信しないそうです。



Amazonは屋外試験の範囲は固定送信機から半径5キロメートルに限るとしていますが、試験場所自体はケニウィックから半径120キロメートル以内のエリアと比較的広範囲に及んでいます。



Amazonはすでにテスト配達を開始したイギリスをはじめとして、オーストリア、イスラエルそしてアメリカで配達用ドローンの開発を行っており、2015年3月にはアメリカ国内でもドローン試験の承認を受けています。Amazonがいよいよアメリカでも本格的に配達ドローンのテストを行うのか、注目を集めそうです。