来日も決定している (C) 2016 Twentieth Century Fox

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 ティム・バートン監督がランサム・リグズ氏による全米ベストセラー小説を映画化した「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の特別映像が、公開された。バートン監督やキャストのインタビューや本編映像、撮影風景などから、バートン監督の作家性を解き明かす内容になっている。

 祖父を亡くした孤独な少年が、透明人間、炎操作能力、怪力など特殊能力を持った奇妙な少年少女とめぐり会い、心を通わせていくさまをイマジネーション豊かに描く。「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド、「007 カジノ・ロワイヤル」のエバ・グリーン、「007」シリーズのジュディ・デンチ、「キングスマン」のサミュエル・L・ジャクソン、「ビッグ・アイズ」のテレンス・スタンプら豪華キャストが結集。脚本を、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」や「キングスマン」で知られるジェーン・ゴールドマンが手がける。

 バートン監督らしい独創的な世界観の作品だが、「ランサムは古い写真から物語を紡いだ。彼が描いた心に残る詩的で美しい世界を映画で表現したかったんだ」と映画化を志した理由を語る。自身の半生を振り返り「奇妙さは能力ともいえる。“奇妙”の烙印を押された人の感覚を描きたいと思った。私も強烈に思い出す感覚だ」と私的な思いが込められた作品だと明かした。

 この言葉に象徴されるように、本作には、“はみ出し者”としてのキャラクターたちに対する温かなまなざしが向けられている。バートン監督は、「明らかにスーパーヒーロー・ジャンルは活気づいているが、そういうジャンルとして考えなかった。本作はずっと“人間臭い”バージョンだという気がしている。それに、スーパーパワーというよりは、苦悩に近いものとして考えたんだ」とこだわりを語っている。

 「ダーク・シャドウ」に続くバートン監督とのタッグとなった本作で、特殊能力者が暮らす屋敷の主人ミス・ペレグリンに扮したグリーンは「ティムの発想は詩的で独特よ。彼の頭はアイデアであふれている」と敬意を表しつつ、バートン監督が作品に込めたメッセージを「外の世界では、子どもたちが持っているこういった能力はハンディキャップと見られて、彼らは迫害されるでしょうね。でも(舞台となる)島では、彼らはユニークなところを祝福されている。“違いを受け入れ、堂々と生きよ”といってくれる作品だわ」と考察。そのほかのキャストも「ティムはセットで本領を発揮する」(デンチ)、「美術、撮影法、セットが一体となってティム・バートン作品になるんだ」(バターフィールド)、「彼の手にかかれば不可能はない」(エラ・パーネル)と、こぞってバートン監督を称賛している。

 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は、2月3日から全国公開。