日本株の上昇でAKB48の4人の成績も全員プラス! 〜第10回 さらなるステップアップを目指して チャートの基本「移動平均線」の勉強をスタート〜

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NISAでの投資信託の運用バトルに挑戦中のAKB48メンバー4人。取材当時(2016年10月末時点)は日経平均株価が1万7000円を超え、日本株の上昇に勢いが付き始めたタイミング。全員の損益がプラスになったが、日本株への投資比率によって、成績が分かれる結果になった。また、さらなるステップアップを目指し、4人は移動平均線の勉強をすることに。その勉強の成果とは?(11月21日発売のダイヤモンド・ザイ1月号から転載。)

日本株中心に投資する十夢が今月もトップ!
日経平均株価の上昇によって4人とも大きくプラスに!

小嶋菜月(以下、菜月) 順位は4位のままだけど、9月末の投資成績はマイナスだったのに、今はプラスになってる。こんなに上がるんだったら、投資信託をもっと買い増しておけばよかったな…。

武藤十夢(以下、十夢) でも、毎月積み立ててるから、買い増ししなくても、ちゃんと投資金額は増えてるよね。4人とも、プラスになったのは、コツコツ積み立てている効果も大きいはずだよ。

中西智代梨(以下、智代梨) 確かにそうかも。それに、日経平均株価が9月末に比べて、500円以上も上昇したから、みんな含み益が出て大きくプラスになったんだね〜。

中村麻里子(以下、麻里子) 日本株だけを買っている十夢のプラス幅が特に大きいのは、日本株の上昇率が外国株に比べてよかったからかな。

――では、日経平均株価と先進国株、新興国株の最近の株価の動きを比較してみましょう。

十夢 ほとんど、同じ動きをしているんですね。

麻里子 グローバル化で、世界各国の経済の繋がりが強くなっているからだよね。

智代梨 でも、値動きの向きは同じでも幅が違ってる。

十夢 9月末からの1カ月で、1ドル=100円から105円まで円安が進んだことが影響しているのかな?

麻里子 円安は日本の輸出株にはプラスだから、輸出株が占める割合が多い日経平均株価は上昇する傾向があるんだよね。

菜月 本当だ。日経平均株価は円安になると上昇して、円高になると下落している。為替の影響って大きいんだね。

上昇している日本株や新興国株に対し、先進国株は横ばい
積み立てする上では悪い状況ではないので、がまんのしどころ!

麻里子 私が積み立てている新興国株の投資信託も、日経平均株価と同じくらい上がってるよ。

菜月 私と智代梨が積み立てている先進国株は、あんまり上昇してないね。

智代梨 トランプの追い上げで米国では大統領選が混戦模様になっているから、その影響もあるんじゃないのかな?

菜月 大統領選が本格化し始めたのは8月末頃だったよね。確かにその頃から米国株の動きが弱くなっている。

智代梨 じゃあ、先進国株に投資するのは、止めたほうがいいのかな?

麻里子 そんなことはないんじゃない。下がっている時のほうが、投資信託の口数を多く買えるし、安く買える期間が長くなればなるほど、少しの上昇でも利益が大きく増える可能性があるんだから。

菜月 それに、日経平均株価や新興国株は上がってしまって高値になっているので、多くの口数は買えない。だから今は横ばいが続いている先進国株を積み立てているほうが、今後の利益を大きく増やすためにはいいはずだよね。がまん、がまん。

十夢 日本株の投資信託を買い増ししたいけど、日経平均株価がここまで上昇すると、買い増しの目安にしている1万5000円付近まではもう下がらなさそう…。

菜月 前回、1万5000円まで急落したのは、イギリスがEUからの離脱を決めた時だったね。

智代梨 トランプ大統領が誕生して株価が大きく下がったりしないかな。(※編集部注:取材は2016年10月末時点で行われました)

麻里子 う〜ん。その可能性は小さそうだから、今年はもう買い増しするチャンスはないかも…。

チャートをチェックして買い時を見極めよう!
移動平均線を見ることで上昇が続くかを確認!

――ここからは株価チャートの移動平均線について勉強しましょう。

智代梨 ローソク足に沿って動いている2本の折れ線が移動平均線なんですね。

菜月 移動平均線より株価が上にあるときは、なぜか株価は好調ですね。

十夢 しかも、2本の移動平均線が上向いている時のほうが、株価はキレイに右肩上がりになってる。

ーーそう。株価が移動平均線より上にあって、移動平均線が2本とも上向くと、株価上昇のサインなのです。

麻里子 移動平均線って、そもそも何なんですか?

ーー週足チャートで見て、株価の近くを動いているほうが「13週移動平均線」、株価から離れているほうが「26週移動平均線」です。13週移動平均線の場合、過去13週分の週足の終値の平均を表しています。

菜月 でも、移動平均線を見ると、どうして上昇するかどうかがわかるんですか?

ーー移動平均線は過去の一定期間にその株を買った人の平均の購入株価に近いため、株価が移動平均線より上にある時は、儲かっている人が多いということ。だから株を売りたい人が少ない状況で、株価は上昇しやすいのです。

十夢 逆に株価が移動平均線より下にある時は、損をしている人が多いから、損に耐えられず売る人が増えることで株価が下がりやすいんだ。

麻里子 移動平均線が上向いている時は、移動平均線付近まで株価が下がると、そこで株価が反発していますね。

ーーチャートを見ている人の多くが、上向きの移動平均線を株価の下げ止まりの目安にしているからなんです。

ダブルボトムが完成できるかに注目!

菜月 10月末時点の日経平均株価は、ダブルボトムの形ができそうになっているけど、Wの真ん中の山の1万7613円を超えないと、本格的な株価上昇が始まるとは言えないんだよね。

智代梨 でも、Wの真ん中の山を超えられず、株価の上昇が止まることも多いんですよね。

十夢 移動平均線で見ると、上昇トレンドだけど、1万7613円を超えられるかどうかも重要なんだ。

麻里子 もし、株価が、移動平均線付近まで下落したら、投資信託を買い増すチャンスだね。

菜月 でも、どっちの移動平均線まで下がるのを待てばいいのかな?

ーー長い期間の移動平均線のほうが多くの人たちの平均で株価を支える力が強いので、買い増すなら26週移動平均線まで株価が下がった時がおすすめです。

智代梨 チャートを見ると、いろんなことが判断できるんですね。ちょっと難しいけど、これはしっかり覚えなきゃ。

菜月 移動平均線をチェックして、26週移動平均線にタッチしたら日本株の投資信託を買い増ししようかな!