「PER(株価収益率)」の意味をやさしく解説! 株初心者でも、その株が「割安か、割高か」がわかる 大事な指標「PER」の「意味」と「使い方」とは?

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株が割安かどうかを知る指標「PER(ピーイーアール)」(株価収益率)を解説! 

普段の買い物と同じく、「いいものを安く買う」ことが株式投資でも重要です。いい会社を見つけたら、株価が今割安かどうかをチェック。割安なら買い時です!

現在発売中の雑誌『めちゃくちゃ売れてる雑誌ザイが作った 今年こそお金持ち入門』では、「永久保存版 ゼロから始める株入門」を掲載! 今回はそのなかから、ちょっと高度だけど株初心者も覚えておきたい、株が割安かどうかを知る指標「PER(ピーイーアール)」(株価収益率)を紹介します!

【目次】ゼロから始める株入門
【第1回】「株式投資」って何ですか?
【第2回】「儲かる株」の探し方
【第3回】「儲かる株」を見極める方法
【第4回】「株主優待株」の失敗しない選び方
【第5回】割安かを知る指標「PER」をサクッと学ぶ
【第6回】「株価チャート」の見方
【第7回】「証券会社」の選び方&「口座開設」のしかた
【第8回】損を小さくする「株の買い方」「株の売り方」
■【第9回】「ネット証券での口座開設」までの流れ
■【第10回】注文画面で株を買う方法
■【第11回】「板情報」の見方
■【第12回】「株で儲ける」3つの方法
■【第13回】株式投資でやってはいけないこと
■【第14回】「配当利回り」って何ですか?
■【第15回】「配当金」の受け取り方
■【第16回】「会社の業績」の見方
■【第17回】「危ない銘柄」を見抜く方法
■【第18回】「PBR」の意味をサクッと学ぶ
■【第19回】「株価チャート」の詳しい見方&使い方
■【第20回】「ローソク足」の見方
■【第21回】「移動平均線」の見方
■【第22回】株価の方向性を「トレンドライン」で見極める
■【第23回】「ダブルボトム」「ダブルトップ」を解説
■【第24回】「逆三尊(トリプルボトム)」「三尊天井(トリプルトップ)」を解説
■【第25回】「三角保ち合い」の見方を解説
<<【株入門・第4回】「株主優待」で得する方法【株入門・第6回】株価チャートの見方>>

株が「割安」か「割高」かは、
PER(ピーイーアール)で考える

 ここで、少し高度だけど、とても大切な指標である「PER(ピーイーアール)」(株価収益率)について解説しましょう。会社の利益と比べて、今の株価が割安かどうかを見る指標で、投資家なら誰もが気にしている、大変重要なものです。

 まず、【株入門・第2回】「儲かる株の探し方」で少しだけ紹介した「EPS(イーピーエス)」から。

 EPSとは、「1株当たり純利益」で、会社の最終利益である純利益を、発行済み株式数で割ったもの。

 たとえば、純利益が1000万円、発行済み株式数が10万株の場合、EPSは、1000万円÷10万株=100円となる。この会社の利益は1株当たりだと100円、ということです。

 さて、この会社の株価が現在、2000円だとしましょう。EPSが100円だから、その20倍の値段がついている、というわけです。この「20倍」がすなわちPERで、PERとは、「今の株価がEPSの何倍なのか」(株価収益率)を示したものなのです(EPS×PER=株価)。

PERが高いと割高、PERが低いと割安

 株をEPSの20倍の値段で買うのと、EPSの10倍の値段で買うのとを比べると、10倍の値段で買えた方がお得(割安)です。つまり、PERは数値が高いと今の株価は割高、低いと今の株価は割安というのが基本の見方。

 日本の上場企業の場合、PERはだいたい15倍程度が平均とされているので、一般には、PER15倍を基準に、それよりも高ければ割高、低ければ割安と判断されることが多いと言えます。

 PERは証券会社の銘柄ページなどに掲載されているので、気になる業績がよく、将来性がありそうな銘柄があれば、PERもチェックしてみましょう。

 有望な株のPERが10倍など低めだったら、買いチャンスかもしれません。割安に買って、株価が上昇した(=PERが高くなった)ところで売れば、利益を得られます。

【※関連記事はこちら!】
⇒PERもPBRも割安な「好業績株」を発掘できる5つのスクリーニング条件をプロが伝授! 上昇相場でまだまだ上値が追える出遅れ銘柄を狙え

 【株入門・第2回】「儲かる株の探し方」で解説した英国風パブの「ハブ(銘柄コード3030)」のPERは、2008年当時は7倍程度でした。PERは低く、割安だったと言えます。当時はリーマンショックなどの金融危機の影響で、投資家たちの心理状態が冷え込んでいたこともありました。

 しかし、その後の「ハブ」は、業績の拡大とともに投資家にも人気が出て、2015年にはPERは18倍と、やや高い水準にまで上昇。株価は約9倍になりました。

 もし、2008年のPERがまだ低かったころに買って、2015年のPERが高くなってから売れば、大きな利益を得られたわけです。

PERが低くても、買ってはいけないこともある

 PERについて、知っておいてほしいこと、気をつけてほしいことがいくつかあります。

 まず、PERの計算に使うEPSは、予想EPSだということ。予想EPSとは、企業などが発表する予想の数字のことです。株式投資では将来性を重視するので、計算に使う数字も、すでに終わった期の確定数字ではなく、これからの予想数字を使います。

 次に、PERが低ければ何でもいい、というわけではないことも重要です。PERが低くても、業績が悪化していく見込みなら割安とはいえません。PERが低いから買ったのに、さらに低くなってしまっては儲けのチャンスはないからです。

 逆に、PERが高いからといって、買ってはいけないとも一概にはいえません。今後の業績の大きな伸びが期待できるなら、PERが少しくらい高い状態で買っても、さらに高くなる可能性があるからです。利益が今後、何倍にもなっていく見込みがあるなら、PERが20倍や30倍でも割安といえることもあります。

 とはいえ、PERが100倍など極端に高い場合は手を出さないこと。今の株価がEPSの100倍にもなっているということは、つまり、100年分の利益を織り込んでいるということ。ちょっとしたバブルと言えます。

 そこで、PERだけを判断材料にせず、業績や将来性、次回紹介する株価チャートの形なども併せて検討するといいでしょう。

 基本的には、将来性が高いのにPERが15倍やそれより低い水準に放置されているなら、それは割安といえると覚えておきましょう。

<PER の使い方まとめ>

【キホン!(1)】PERは低いと割安、高いと割高

【キホン!(2)】PER15倍が一つの基準になる

【キホン!(3)】PERの計算には予想EPSを使う

【しかし!】PERが低くても将来性のない会社は割安ではない

【しかし!】PERが高くても将来性のある会社は割安かもしれない

【でも!】PER100倍など極端に高い場合は手を出さない

【結論!】PERだけでなく、業績や将来性、チャートと併せて判断しょう

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■2017年に「株価が上がる業種&下がる業種」とは? 昨年秋から株価が上昇傾向にある業種に注目して、同業種の平均PERと比較して「割安株」を見つけよう
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【第1回】「株式投資」って何ですか?
【第2回】「儲かる株」の探し方
【第3回】「儲かる株」を見極める方法
【第4回】「株主優待」と「配当」の基本ルール
【第5回】割安かを知る指標「PER」をサクッと学ぶ
【第6回】「株価チャート」の見方
【第7回】「証券会社」の選び方&「口座開設」のしかた
【第8回】損を小さくする「株の買い方」「株の売り方」
■【第9回】「ネット証券での口座開設」までの流れ
■【第10回】注文画面で株を買う方法
■【第11回】「板情報」の見方
■【第12回】「株で儲ける」3つの方法
■【第13回】株式投資でやってはいけないこと
■【第14回】「配当利回り」って何ですか?
■【第15回】「配当金」の受け取り方
■【第16回】「会社の業績」の見方
■【第17回】「危ない銘柄」を見抜く方法
■【第18回】「PBR」の意味をサクッと学ぶ
■【第19回】「株価チャート」の詳しい見方&使い方
■【第20回】「ローソク足」の見方
■【第21回】「移動平均線」の見方
■【第22回】株価の方向性を「トレンドライン」で見極める
■【第23回】「ダブルボトム」「ダブルトップ」を解説
■【第24回】「逆三尊(トリプルボトム)」「三尊天井(トリプルトップ)」を解説
■【第25回】「三角保ち合い」の見方を解説

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