日本の小学校で子どもたちに給食が提供されるのが一般的だ。学校給食法では、学校給食は「児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもの」かつ、「児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすもの」とされており、適切な栄養の摂取のみならず、明るい社交性及び協同の精神を養うことなども給食の目的とされている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の小学校で子どもたちに給食が提供されるのが一般的だ。学校給食法では、学校給食は「児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもの」かつ、「児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすもの」とされており、適切な栄養の摂取のみならず、明るい社交性及び協同の精神を養うことなども給食の目的とされている。

 一方、中国では学校給食がないことが一般的で、昼食は一旦帰宅して取る子どもも少なくない。そのため、中国人からすると、日本の学校給食という制度は非常に珍しいものであると同時に、学ぶべき対象に映るようだ。

 中国メディアの快報は13日、日本の学校給食について紹介する記事を掲載し、子どもたちが配膳から片付けまですべて自分たちで行う様子を伝え、「中国の子どもたちはスタートラインの時点で日本の子どもたちに負けている」と嘆いている。

 記事は、日本の学校給食は「もう100年以上の歴史を持つ制度」であると伝え、給食の時間は単に腹を満たすだけのものではなく、食を通じて学ぶという「食育」の時間でもあると指摘した。

 さらに、子どもたちが給食の時間になると当番制で給食の配膳を行うと伝え、当番の子どもたちは配膳にあたって手を洗い、給食着を着用する決まりになっていると紹介したうえで、こうした決まりごとを確認する手順まであると紹介。そして給食を食べ終わると、子どもたちは牛乳パックと食器を片付け、歯磨きを行う決まりであると紹介した。

 中国では一人っ子政策の影響により、両親と祖父母が1人の子どもを可愛がるあまり、過保護につながっているとの指摘もある。何でもしてもらって当然という環境で育った中国の子どもは自立心に欠け、成長しても身の回りのことが自分ではできないというケースも有るようだ。日本人からすれば、子どものころにごく当たり前に行っていた給食の配膳や後片付けだが、中国人から見ると「子どもなのに自分たちでルールや決まりどおりに行うことができる」という点が大きな驚きなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)