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by Greg Friese

急性アレルギー反応が起きたときの緊急用途で用いられる「エピペン」はここ6年で価格が100ドル(約1万1500円)から649.99ドル(約7万4400円)に高騰しています。これを受けて、安い代替品が求められてきましたが、大手製薬メーカーであるCVSヘルスが従来のエピペンの価格に近い、109.99ドル(約1万2600円)の商品を開発しました。

CVS Health Offers Patients Lowest Cash Price in the Market for Generic Epinephrine Auto-injector to Treat Allergic Reactions | CVS Health

https://cvshealth.com/newsroom/press-releases/cvs-health-offers-patients-lowest-cash-price-market-generic-epinephrine-auto



CVS just announced a super cheap generic alternative to EpiPen | Ars Technica

http://arstechnica.com/science/2017/01/cvs-just-announced-a-super-cheap-generic-alternative-to-epipen/

「エピペン」は急性アレルギー反応が起きたとき、エピネフリン(アドレナリン)でショック症状を改善するマイラン製薬の医薬品で、エピネフリンとインジェクター(注射器)がセットになっています。

エピネフリンを注射するためのキットは代替する製品がほぼ存在しないことから、マイラン製薬の独占状態にあり、一方で製造コストは変わっていないはずにも関わらず、価格がつり上げられている状態なので、大きな反発を招いています。

急性アレルギー薬「エピペン」 価格つり上げに怒りの声 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

http://www.afpbb.com/articles/-/3098453



あまりにも批判が強いため、マイラン製薬では「ジェネリック版エピペン」を339.99ドル(約3万8900円)で発売することを発表していました。

マイラン、アレルギー薬の半額後発薬発売 値上げ批判受け  :日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN29H0K_Q6A830C1000000/

今回、CVSヘルスが発表したエピネフリン注射キットは、価格は現在のエピペンどころか、ジェネリック版エピペンすらも下回る109.99ドル(約1万2600円)。さらに、テバ製薬が同様のエピネフリン注射キットの開発を行っていて、2018年にアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を受けられるものとみられています。

Teva says aims to launch EpiPen-like device by 2018 in U.S. | Reuters

http://www.reuters.com/article/us-teva-pharm-ind-epipen-idUSKCN11F25K