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夢はないけど、夢の空間はある、それがB.LEAGUE!

15日に行なわれたバスケットボールB.LEAGUEのオールスター戦に行ってきました。率直に言って、とてもとても楽しい観戦でした。バスケットボールというスポーツの魅力、日本のB.LEAGUEの可能性がさらに大きく感じられるような体験でした。密かに感じ始めている「野球とかサッカーより面白いんじゃね?」という説が、また少し僕のなかで説得力を帯びてきたような気がします。

向かいましたは国立代々木競技場第一体育館。原宿駅から息を止めたままで行ける距離の立地でスポーツを見る。とても素晴らしい休日の始まりに僕の心も躍ります。試合開始は18時ですが、物見遊山も兼ねて少し会場をブラつこう。そんな気持ちで現地入りしたのは14時過ぎ。まだ開場もしていない時間なのでヒマかもしれないなと思っていたところ…

↓おおおおおぉい!もう体育館を半周するくらい人がきているじゃないか!


うわ、何か出遅れた気分!

指定席だけど!

↓高まる興奮でスキップしながら入場!ブレークザボーダー!


さぁ、この向こうにどんな世界が広がっているのか!

見せてもらうぞ、B.LEAGUE!

なかに入るとそこは別世界。スポーツというよりはライブ会場のよう。きらびやかな照明が天井を色鮮やかに滑り、コートは虹色に輝いている。天井からは巨大な4面ビジョンがさがり、全方位からのモニターチェックを可能にしてくれる。さらに、オマケ程度の話ではありますが、ウェブ経由でゴール下のカメラ映像を見られるような機能も。ワクワクがウキウキに変わるような気持ち。まだ入っただけですが。

↓色鮮やかに夢が広がる空間!アリーナスポーツはこれがあるからたまらない!



↓LEDビジョンコートではないのか!そこは少し残念だけど今日も十分キレイ!



↓うわーーー!VIP席、近っ!!高いけど近っ!


ちなみに、コートサイドのベンチ側最前列は5万円です!

始まる前はさすがに高いと思ったけれど、見たあとは「アリやね」と思っています!

なかに入っただけで上がったテンションは座席についてさらに上がります。近い、近い。一番イイ席ではないものの、目の前に選手がいるような気がする近さ。しかも、座席にはこの日の記念のTシャツとタオルが置かれています。かねがね「Tシャツは売るものではなく配るもの」と言ってきている僕もこれにはニッコリ。買うほど好きではなくても、もらったらうれしいのがTシャツというグッズ。早速着まして、早速気分はブースターです。

↓Tシャツ、タオル、マッチデープログラムなどが座席にセット済み!


さぁ応援するぞ!

どっちがどっちで誰が誰だかよくわからんけど!

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まずは試合前のイベントということで、ダンクコンテスト予選と3ポイントコンテストが行なわれます。バスケの華だけあって、これがまたいきなり盛り上がる。ダンクコンテストの予選では、マイケルジョーダンばりの跳躍ダンクを見せようとするチャレンジ(失敗で笑いだけとる)や、味方のアシストを受けて決めようというプレーで味方が「ボードに当てて跳ねかえるボール」を投げたらそのまま入れてしまう小ボケなど、楽しいプレーが次々に飛び出します。

さらに盛り上がったのが3ポイントコンテスト。前日に予選というか、2本勝負の1本目が行なわれているなかでのスタートでしたが、会場を沸かせたのは秋田ノーザンハピネッツの田口成浩。予選トップで迎えたこの日ですが、シーホース三河の金丸選手が次々にシュートを決めて猛追してきます。金丸は全部で25本投じるうち、中盤には8本連続で決めるなど全体の8割を決めて大量得点。連続で決まるたびに客はヒートアップし、まだ試合も始まっていないのに立ちあがってガッツポーズするほどの盛り上がりとなります。

しかし、この記念すべき舞台でお祭り男は輝いた。秋田の田口は残り10本で1本しか外せないという状況から、9本を決めてみせるスーパー持ってるパフォーマンス。最後の1本が決まったときには、選手たちも「すげー!」と立ち上がるほどの大騒ぎとなりました。しかも、プレーだけではなくそのあとも魅せる。走るわ、跳ねるわ、ゴリラみたいな動きで客を煽るわ、「あ!これは槙野とか森脇とか川崎ムネリンとか日ハムの杉谷と同じタイプのバカだ!」とひと目でわかる動きで喜びを爆発させます。プレーで魅せて煽りで魅せる、バスケ界にもいい人材いるじゃないですか!

↓事前の公約に掲げていた「おいさー!を流行らせたい」を宣言どおり実行!


田口:「元気ですかー!」
田口:「1、2、3」
田口:「おいさー!」

プレーの質は高いけどネタは一周後ろのヤツだなwww

たぶん、誰がやっても、それはもう流行らんと思うわwww

さぁ、すでに気持ちはドッカンドッカン温まった状態でいよいよ試合です。場内が暗転すると、各クラブを代表してやってきたチアリーダーたちが、チームのフラッグを持って中央へ。コートでは太鼓のパフォーマンス、スタンドではスマホのライトを照らして作る星の海、コートの四方では炎が吹きあがります。尻の下でパイプ椅子がブルブル震えるほどの爆音が鳴り、さらに気持ちを高ぶらせていきます。これだけ盛り上がれば、トランポリンを使ってダンクシュートするパフォーマンスがハズレで終わったとしてもご愛嬌でOKです!

↓選手たちは2階ステージから登場!チアが踊り狂うなか巨大モニターに写真を映して、手前に本人が登場!


PRIDEみたいな入場だな!やりすぎて選手が戸惑ってるぞ!

煙がプシューってしたら「うわっ」ってなってたし!

↓ティップオフ(※試合開始)にあたっては観衆も一体となってパフォーマンスで盛り上げる!

コレオグラフィー練習中!!

フモフモ編集長さん(@fumofumocolumn)が投稿した動画 -


本番は自分がやるのに忙しかったので、練習の模様です!

このボードも席に置いてあったので、みんなで楽しめました!

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B.BLACKは田臥勇太と富樫勇樹という、「アメリカを目指したポイントガード」がふたり同時にコートインするというオールスターならではの夢の布陣。一方、B.WHITEは今季いきなりそのチカラを見せつけている元NBAプレイヤーのディアンテ・ギャレットがスターター。それぞれにまずは夢のある顔を並べてきました。

B.BLACKの最初の得点は「ダンクしかしない」を公約に掲げた熊谷尚也のダンクじゃないシュート。一方、B.WHITEはギャレットがひとりで抜きまくって決めてくる。オールスターらしいゆるいディフェンスを活かして、双方が夢のあるプレーを見せてくれます。

「フリーでダンク失敗」「ノールックパスを誰もいないところに投げる」「3ポイントコンテスト優勝したけど、味方のヤジでフリースローは外す」「まさかの5枚替え」「ダンク失敗でリングで跳ねたボールが自軍ゴール下まで転がっていく」など楽しいプレーもたくさん飛び出します。笑いアリ、驚きアリの夢のゲームです。

↓B.WHITEのお祭り男はベンチにいる間も立ちあがって相手と味方を煽る!


スリーのアピールしたり、文句言いに飛び出したり!

客なら追い出されるレベルでやかましいな!

試合以外の部分で目につくタイプ!

楽しい、そしてとにかく忙しい。試合を見るのも忙しいし、ベンチの様子を見るのも忙しいし、さらに少し休憩できるかと思ったタイムアウトではパフォーマーが出てきたりチアリーダーが踊ったりプレゼントタイムがあったりして忙しい。僕などはカメラを構え、カメラからの画像をスマホに移してツイッターに投稿し、さらに選手やチアに手を振って、オヤツも食べてと手が4本欲しいくらいの大わらわ。

ハーフタイムに入ってようやくヒマになるかと思いきや、E-Girlsによるミニライブが始まり、つづけざまにダンクコンテストの決勝戦を行ないギッチギチに隙間を埋めてくる運営サイド。「トイレいつ行けばいいんですかね!」という筋違いな文句が出てしまうくらい「楽しい」が途切れる瞬間がありません。試合中にメシ食いに出かける野球とかとは全然違う観戦体験です!

↓ダンクコンテストではサンロッカーズ渋谷のアイラブラウンがパワフルなダンクで優勝!

サンロッカーズからは誰もオールスターに選ばれてないぶん、コンテストで爪痕を残した!

ていうか、コレもファンのSNS投稿で優勝者を決めるってことで「投票」というタスクがまた増えたwww

「見てるだけ」の時間が全然ないwww忙しいwww

慌ただしいハーフタイムショータイムを終えて、試合は後半戦へ。B.BLACKが20点近くリードしたことで、試合自体というよりもビッグプレーで魅せてやろうという意識も強まってくる展開。そんななか、第3クォーターにこの日一番のビッグプレーが飛び出しました。決まった瞬間に、「今日のベストゴールはコレしかない!」とわかってしまう段違いのプレー。

決めたのはアメリカに近づいた男・富樫勇樹。名古屋のバーレルとのコンビで得点を量産する流れに乗った第3Q残り1分40秒。本田朋子さんの旦那のシュートが外れたところからのカウンターで、スラムダンク風に言えばリョータと花道が顔を「いっ」としてアリウープを決めたような秘策が飛び出します。ボールを持ち上がった富樫がゴール下で待つバーレルに体当たりの軌道で突っ込むと、跳び上がった富樫をバーレルが「たかいたかい」して、何とリングまで上げてしまいました。身長167センチの富樫が、このオールスターでまさかのダンク!このアイディア、この実行力、どれをとっても文句ナシのトゥデイズベストゴール!

↓あの娘ぼくがダンクシュート決めたらどんな顔するんだろう!富樫のリフトアップダンク決まった!



「バーレルにいちゃーん!」
「ほーらユーキ、たかいたかーい!」
「うわー、たかいなーきもちいいなー」

これは毎年の持ちネタとしてやってほしいわwww

来年は一回リングに頭ぶつけるという小ボケも入れてwww

これをやられてはもうお手上げか。第4Qに入って「空気読むか?」的な動きでB.WHITEが一時ひと桁得点差まで迫る場面もありましたが、最後はまたB.BLACKが点差を広げて完勝。B.WHITEはギャレットの孤軍奮闘という場面が目立ち、思うように点をあげられませんでした。特にアウトサイドからのシュートの確率が低く、「3ポイント魅せるぜー」からの外しが多かったことで、差がついてしまいました。

↓最終的には95-117でB.BLACKが勝利!


まぁスコアなんて飾りみたいなもんです!

沸くプレーが多かったほうの勝ちってことでOK!

↓MVPは人生初ダンクを決めた富樫勇樹!

WHITEが勝ってても富樫がMVPだったでしょうね!

それぐらい、アレは面白かった!

↓ちなみにMVPの賞金は30万円とのことです!


30万円に見えたので「300万だろ!?」と思って見直したらやっぱり30万www

B.LEAGUEには夢の空間はあったけど、リアルな夢はなかったwww

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いやー、会場入りから表彰式終了まで一瞬も休みなく楽しかった。これぐらい長い時間、僕の飽きっぽいテンションをキープできるイベントはなかなかありません。西武の試合では6時間楽しむなんてことまずもって無理だと思います。B.LEAGUEオールスター、実に楽しいイベントでした。冬だし、寒いし、野球もサッカーもないし、駅伝など観に行ったら雪降りそうだし、時期的にも内容的にも冬の主役となるに足るイベントだなと感じました。

すべてが最高だったわけではもちろんありません。プレーの質という意味では、もっと高いものが出てもよかったと思います。真剣勝負のなかで出たら罰金モノのミスも結構な数が出ていましたし、せっかくプレッシャーを緩めているのに、それにふさわしい華のあるプレーが出せない選手も見受けられました。ノーマークで3ポイント打たせてあげてるのに3連続ミスとか、アチャーな場面もあったり。

オールスターというのは、遊びではなく「ノープレッシャーならこんなにすごいことができるんだ」という自慢大会のようなもの。そこにはオールスターなりの真剣さがあり、それを実現するには絶対的な技量というのが必要です。そこがもう少し備わってきたら、どれだけ楽しいことになってしまうのか。今時点で「大満足」なのに、どこまで上があるのか。

日本のバスケットボールの成長がもっとB.LEAGUEを楽しくするとしたら、これは大変なことかもしれません。野球・サッカーもしっかりと面白いことをやっていかないと、新しいライバルに客を食われかねないくらい面白いことになっていくと思います。最近は「何かスポーツでも見たいけど、好きなものが何もない」という方にB.LEAGUEをオススメしているのですが、その確信はますます強まりました。「1回見て1回楽しい」打率の高さ、好きじゃなくても安心して観に行けるエンタメだと思います!

↓どうでもいいですけど、このバケモノは何だったんですかね!


Jリーグで言うところの、サッカーボールの顔のアレみたいなヤツかな?

来年はもっとカワイイやつにしてください!

いつの日かMVPの賞金を300万円出せるリーグに発展しますように!