1月20日にトランプ米国大統領が誕生することとなり、主要閣僚の顔ぶれも固まりつつあります。今後の政権運営を考えるにあたり、主要閣僚について概要を把握しておくことは役に立つかもしれません。とはいえ、主要閣僚の経歴や言動などは既に数多く報道されていますので、本稿ではあえてそれらには深く触れず、主要閣僚の名前をインターネットで検索したときに関連トピックとして表示されるキーワードについてまとめてみました。なお、本稿で紹介している主要閣僚はトランプ氏の政権移行チームのサイト(https://greatagain.gov/)に1月12日時点で掲載されている方々です。

■レックス・ティラーソン(エクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)):次期国務長官
関連キーワード:Russia
親ロシア(Russia)と目される同氏ですが、11日の公聴会でロシアが米国にとって危険であると述べており、議会に配慮した態度を見せています。

■ジョン・ケリー(前南方軍司令官):次期国土安全保障長官
関連キーワード:United States Southern Command
アメリカ南方軍(United States Southern Command)出身です。キーワードそのままですね。

■イレーン・ラン・チャオ(元労働長官):次期運輸長官
関連キーワード:net worth
台湾出身のベテラン議員。net worthは純資産です。彼女の資産は2400万ドルでここに記載のメンバーの中ではべスティ・デボス、レックス・ティラーソン、スティーブン・ムニューチン、ベン・カーソンに続く資産家だそうです。

■ジェフ・セッションズ(共和党上院議員):次期司法長官
関連キーワード:H-1B visa
外国人労働者や外国人学生のためのH-1Bビザ(visa)発給要件の厳格化を示唆しています。

■ジェームズ・マティス(元中央軍司令官):次期国防長官
関連キーワード:Nickname
彼のニックネーム(Nickname)はMad Dog(狂犬)。2003年からのイラク戦争で指揮。

■ダン・コーツ(前共和党上院議員):次期国家情報長官
関連キーワード:Ku Klux Klan
国際的ハッカー集団アノニマスが同氏と白人至上主義組織クー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan)の関係を指摘しましたが、同氏は否定しています。

■スティーブン・ムニューチン(元ゴールドマン・サックス幹部):次期財務長官
関連キーワード:Wife
夫人(Wife)にはまだなっていないようですが、スコットランド出身の女優、ルイーズ・リントンと婚約中とのことです。

■ベッツィ・デボス(ミシガン州の慈善家):次期教育長官
関連キーワード:Common Core State Standards
共通基礎スタンダード(コモン・コア(Common Core State Standards))を各州の学校に適用する取り組みを実施。資産家でもあります。

■ライアン・ジンキ(共和党下院議員):次期内務長官
関連キーワード:Steve Daines
ライアン・ジンキ氏は米海軍特殊部隊出身です。スティーブ・デインズ(Steve Daines)上院議員はライアン・ジンキ氏が国有地や天然資源を管理する内務長官にノミネートされたのを適材適所と評しています。

■シーマ・ベルマ(国民健康政策コンサルタント会社社長):次期メディケア・メディケイドサービスセンター所長
関連キーワード:Tom Price
ペンス次期副大統領のコンサルタントです。後述のトム・プライス(Tom Price)氏と共に医療保険制度の変更を担うと思われます。

■ベン・カーソン(元神経外科医):次期住宅都市開発長官
関連キーワード:Marco Rubio、Jeb Bush
マルコ・ルビオ(Marco Rubio)氏やジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)氏らと共和党の候補者指名を争いました。ベン・カーソンしも候補者指名争いから撤退し、トランプ氏(69)を支持したことが今回の人事に反映された模様です。