韓国はこれまで中国との経済的な協力関係を強化してきたが、高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備をめぐって中韓関係にすき間風が吹き始めている。中国では近年、過去の日本のように韓流ブームに沸いていたが、中国政府が「報復措置」として韓流の制限を指示したとの見方があるほか、韓国製品の輸入を不許可とするなどの措置も行われているという。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国はこれまで中国との経済的な協力関係を強化してきたが、高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備をめぐって中韓関係にすき間風が吹き始めている。中国では近年、過去の日本のように韓流ブームに沸いていたが、中国政府が「報復措置」として韓流の制限を指示したとの見方があるほか、韓国製品の輸入を不許可とするなどの措置も行われているという。

 中国メディアの今日頭条は13日、中国ではここ数年、「韓国製品やコンテンツが身の回りにあふれるようになっていた」と伝える一方、限韓令によって韓流ブームの潮目が変わりつつあると伝え、それは韓国車の販売にも影響を及ぼしていると伝えた。

 記事はまず、中国における韓流ブームの大きさについて、「テレビをつければ韓流スターが出演していて、女性たちが韓流スターたちに大騒ぎしているような状況」で、地下鉄で移動中の女性たちの多くがスマートフォンで韓流のニュースを見ている」といった状況だったと形容。

 また、中国のネット通販サイトで売れ行きの良い服も韓国のファッションブランドであり、髪型からメイクにいたるまで韓流が流行していたと紹介する一方、韓国が在韓米軍に「THAAD(サード)」配備を決定したことで、韓流のみならず旅行産業や化粧品産業、そして自動車産業も影響を受けていると紹介した。

 さらに記事は、限韓令のほか、新型車の投入が遅れていること、競合他社との相対的な競争力低下といった要素によって、中国における韓国車の販売台数が落ち込んでいると指摘。2016年の新車販売台数で前年を上回った主要な車種は起亜自動車のK3のみであり、そのほかは軒並み販売台数を減らし、なかには50-70%も減少した車種もあることを紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)