買う→返品→買うのループ。アメリカのショッピングってお気楽だね

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ホリデーシーズンが終わったアメリカでは、店はとてもお得なセールばかり。75%OFFなんてのも、珍しくありません。

クリスマスが終わってすぐのセールは、あれ? 思ったより商品が少ない、という印象。

ところが、そこから毎日毎日どんどん商品が増えていくのです。そう、返品タグ付きの。

返品の理由は「心変わり」

アメリカは返品大国。

とくにクリスマス後は、ギフトでもらったものを返品に来る人でごった返し。カスタマーサービスは、返品を持って並ぶ人で長蛇の列。返品された商品は、どんどん店頭に出され、お得なセール商品は増えていきます。

日本のファッション業界で長年働いていた私からすると、返品商品=B級品扱い。ファミリーセールやB級品セールで出すことはあっても、店頭に出すことはありません。

そもそも日本人は、よほどの理由がない限り、返品はしないことがほとんど。そのため、返品されるものといえば、ほつれている、パーツが取れているなど、本物のB級品です。

ところが、アメリカは違います。なぜなら、返品の多くが「心変わり」だから。「やっぱりいらなーい」というのが、返品の理由なのです。

そのため、いちいち返品商品をB級品扱いにしていたらもったいない、というのがアメリカの考えかた。

何年たっても返品できるデパートのサービス

返品大国アメリカのなかでも、素晴らしい対応をしているのが、デパートのNORDSTROM(ノードストローム)。

なんと、購入された商品はいつでも返品に応じている、とのこと。そう、いつでも。何年後でも。

店の利益よりも、顧客満足度を優先するというビジネスモデルが話題となり、日本のファッション業界からも注目されています。

実際に、NORDSTROMで働いている友人・アシュリーによると、何年も前に買ったドレス(タグあり)を返品に来た人や、いつ買ったかも覚えていないニット(タグなし)を返品に来た人、明らかに何年も着用したであろうコートを返品に来た人など、数々の返品エピソードがあるのだそう。

「クリスマスの後はもう地獄よ。ギフトの返品ばっかり!」と嘆いていました。

そんな彼女も、ハイブランドのよい返品があると、店頭でセールとして出されるやいなや購入してしまうそうです。

返品ありきでモノを売る潔さ

アメリカのデパートでは、商品を買うとタグの裏側に返品用バーコードのシールが貼られています。

返品に来たときに、そのバーコードをスキャンするだけで、簡単に処理できるからです。

始めから返品対応を考えて売る、そんなスタイルに潔さを感じます。

最近話題のオンラインファッションサイトでも「着てみて嫌いなら返品OK」というのが当たり前。ますます返品文化に拍車がかかります。

そんな私も年明け早々、クリスマスにもらった大量のギフトのなかから、サイズが合わないものを持ってNORDSTROMの返品の列に並んでいました。もうすっかりアメリカンです。

写真/gettyimages

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