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by Niklas Hellerstedt

「いつも怒っている人」は、憂うつなタイプと見られることが多く、少なくとも楽観的な人とは捉えられないもの。しかし、実際のところ「いつも怒っている」原因は悲観的なことではない、ということで、常にイライラしてしまう原因は何なのか?どうすれば怒らず穏やかでいられるのか?ということが、3分のムービーでわかりやすく説明されています。

How not to be Angry all the Time - YouTube

ムービーに登場する「フレッド」は、よく怒りを爆発させます。フレッドには結婚して15年の妻がいますが、妻に対してよく「新聞を読んでいる時は邪魔しないでくれ」と言います。



しかし、フレッドの妻はこの禁止事項を時にうっとおしく感じます。



そして新聞を読んでいるフレッドに対して気軽な感じで「フレッド、夕食はいつ調理し始めればいい?」と話しかけてしまいました。



話しかけられたフレッドは怒り、叫びまくり……



モンスターのようになってしまいます。



なぜなら、フレッドは心の奥底でいつも「希望」を抱いているからです。



また、フレッドは小さなアイテムをよくなくしてしまいます。車のカギが見つからない日は……



「いったいカギはどこにいったんだ!」と家族に対して怒鳴って怒りをぶちまけます。



なぜなら、フレッドは心の奥底で希望を抱いていて、「必要なものは常にあってほしい」と願っているからです。



続いて、フレッドは空港に向かいます。



すると、搭乗するはずの飛行機が4時間も遅れていることを知ります。これは大抵の人が憂うつになったり怒ったりするケースですが、さらにフレッドの場合は、よいサービスを願うプレミアム会員でした。



フレッドはチェックインデスクに座っていた若い女性に自分の考えをぶちまけ、怒鳴ります。



フレッドが怒り狂ったのは、これもまた、「希望通りに飛行機を運航してほしい」と希望を抱いていたからです。



フレッドが怒りを抱く理由に共通していることは、彼が頑なかつひたむきに、「あるべき世界」を信頼していたという点です。パートナーは自分のことを理解し、カギはあるべき場所に常にあり、飛行機は映画のように時間通りに運行するという希望通りの世界を彼は信じているのです。



もちろん、そんな世界は存在しないので、フレッドの希望は何十年も叶えられていないのですが、だからといってフレッドの希望は小さくなったりしませんでした。そして希望がくじかれる度にフレッドは怒鳴ってきたのです。



フレッドは、自分をいらつかせる「原因」を取り除くことができません。



しかし、これらの「原因」によってなぜ自分がいらつかせるのかを理解すれば、原因を取り除けずともイライラを消すことはできます。



もし彼が、「パートナーが自分を理解することはない」「物がなくなって困ることもある」「旅行に遅延はつきもの」という悲しいけれど存在する事実を認めることができるようになれば……。



そして、人生が失望や誤解、悲しみ、不運の連続だと気づけば……。



フレッドがもっと上手に自分の「希望」を扱えるようになれば、怒りを少なくして現実を受け入れるようになるはず。



多くの人には、フレッドと同じように怒りを感じることが少なからずあります。しかし、怒りが永遠に続くことはありません。怒りは、予想が突然裏切られたことの結果なのです。



頼もしく穏やかな人になるためには、「人生は常にうまくいく」という楽観を抑える必要があります。悲観こそが、怒りに対する治療法なのです。