台湾新幹線の屏東延伸  交通部、今年中に実現可能性評価実施

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(台北 15日 中央社)交通部高速鉄路工程局の胡湘麟局長は13日、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の南部・屏東県への延伸に関する実現可能性評価を今年実施すると明らかにした。延伸の方法として検討されるのは、台湾鉄路管理局(台鉄)との線路共用、台鉄の線路に沿うトンネルの新設、新路線の建設の3つ。技術や市場、法律、土地、経済、財務、環境などの面について評価を行っていくとしている。

胡局長によると、台鉄と線路を共用する場合にかかる費用は数百億台湾元(1台湾元=約3.62円)になる見通し。建設費は比較的抑えられるものの、走行可能本数を考慮すると、高鉄の運行本数は1時間当たり最多で1〜2本のみになるという。

台鉄の線路に沿ってトンネルを建設する案で必要とされる経費は概算で800〜900億元(約2900〜3260億円)。路線の都合上、速度を上げることが難しく、高鉄左営―屏東間の所要時間は台鉄の特急電車、自強号に比べ9分短縮されるにとどまるという。

新路線の建設案については、当初高鉄を建設する際に分岐点を残していなかったために、台南駅から燕巣車両基地(高雄市)を経由して屏東に達するルートとなり、費用は1000億元(約3626億円)に上る見込み。建設中、高雄区間は一時運休する必要もあり、甚大な影響が出るとみられている。

建設当初、実現可能性評価に要した時間は1年半。今回は明確なスケジュールは決まっていないという。

現在高鉄は、南港(台北)―左営(高雄)が開業している。

(陳葦庭/編集:名切千絵)