『スター・ウォーズ』は女性でも楽しめるSF映画 / 宇宙を舞台にした家族の物語なんです【超話題作シネマ批評★番外編】

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【超話題作シネマ批評★番外編】
映画ライター斎藤香が、超話題作だけど「ちょっとついていけないんですけど」という映画について、わかりやすく魅力を紐解くコラムです。

みなさん、映画『スター・ウォーズ』シリーズはご存知でしょうか? 多くの方が知っている超有名な映画だとは思いますが、「宇宙でドンパチやっているので、自分とは遠い世界な気がする」と、敬遠している女性も多いと思います。

でも『スター・ウォーズ』って、宇宙を舞台にした家族の物語で、女性でも楽しめるSF映画なんです! 興味がなかった人にもわかりやすいよう、解説していきますね。

【超ざっくり解説】

現在『スター・ウォーズ』は、エピソード7まで公開されていて、エピソード1〜3までと、4〜6まで、3エピソードごとにまとまったお話になっています。

そして2015年に公開された『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』は、エピソード7にあたる作品。ここから新たな3部作が始まるので、ファンがまた盛り上がっているんです。

・エピソード1〜3「ダース・ベイダー誕生物語」

『スター・ウォーズ』で人気の高いキャラクターのひとり、全身黒ずくめで、ヘルメットで顔も覆われているダース・ベイダー。ダースベイダーは、元はアナキン・スカイウォーカーという男性でした。

このアナキンの少年時代から青年時代、そしてダース・ベイダーになるまでを描いたのが、エピソード1〜3の3部作です。それぞれ『ファントム・メナス』、『クローンの攻撃』、『シスの復讐』という副題が付けられています。

フォースという特別な力を持っているアナキン。ですが、メンタルが弱く、そこを敵の皇帝に見抜かれてダークサイド(暗黒面)に堕ち、ダース・ベイダーになってしまうのです。

・エピソード4〜6「帝国軍VS反乱軍の宇宙バトル」

銀河を支配しようとする帝国軍の皇帝の右腕として、ダークサイドに堕ちたダース・ベイダーが活躍するエピソード4〜6の3部作。『新たなる希望』、『帝国の逆襲』、『ジェダイの帰還』という副題が付けられています。

ルークとレイアの兄妹と、ひょんなことから出会った宇宙の密輸業者のハン・ソロが登場。帝国軍の銀河系支配を阻止しようと戦う反乱軍と一緒に、この3人がガッツリ組んで戦う物語です。

・エピソード7〜「30年後の世界」

エピソード6から30年後が描かれた、エピソード7にあたる『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』。

帝国軍の残党カイロ・レンらが、行方不明のルークを探している中、ルークの居場所を知る BB-8 と、帝国軍の脱走兵に出会った孤独なヒロインのレイ。カイロ・レンらが暴れる中、レイは闘いを余儀なくされ、自身にフォースの力が宿ることを知るのです。

【スター・ウォーズは家族の物語】

女性は共感度が高かったり、感情移入しやすかったりする作品を好む傾向にあります。ですので、『スター・ウォーズ』に対して「SF とか宇宙の話とか何?」と思ってしまいがちですが、実は宇宙を舞台にした家族の物語なんですよ。

例えば、帝国軍と戦うルークとレイア姫は、ダース・ベイダーの息子と娘です。ベイダーは息子ルークのメンタルを刺激して、ダークサイドに堕とそうとしますが、ルークは必死に抵抗! 親のあとを継げと言っている父と、それに反抗する息子って感じなんです。

けれども娘のレイアは、反乱軍を率いる姫になり、兄であるルークに協力させつつ、ハン・ソロと恋に落ちたりもしていて……「妹、けっこうちゃっかりしてるじゃん!」みたいな。

さらに、『フォースの覚醒』に登場するカイロ・レンの母親はレイア姫、父親は密輸業者のハン・ソロです。

カイロ・レンも、ルークと同じように父親のハン・ソロに反抗中。おじいちゃんにあたる、レイア姫の父ダース・ベイダーが大好きで、おじいちゃんみたいになりたいんです。レイの素性はまだ謎が多く、それは今年公開予定のエピソード8から少しずつわかってくるでしょう。

【最新作『ローグ・ワン』が人気な理由】

ところで、2016年末に公開された『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』は、エピソード3と4の間を繋ぐ物語で、本流とは違う『スター・ウォーズ』秘話といった内容。これまでの映画で登場していない人物が、メインキャストになっています。

『ローグ・ワン』は銃撃戦と戦闘機での空中戦といった戦いが主に描かれていて、ファンタジー色はありませんが、バトルシーンの骨太感は『スター・ウォーズ』シリーズで一番という呼び声も高いです。

ところで「ローグ・ワン」とは、エピソード4でレイア姫が手に入れた、帝国軍の宇宙要塞デス・スターの設計図を奪取したチームの名前。『スター・ウォーズ』の歴史に埋もれていた戦士たちの決死の闘いに、ファンは胸アツになっています。

私としては、有名な凸凹コンビの、金色のおしゃべりなドロイド C-3PO と、ピコピコしゃべる銀と青のドロイド R2-D2 や、『フォースの覚醒』で登場した白とオレンジ色の真ん丸でかわいい BB-8 みたいに、作品にユーモアをもたらしてくれる可愛く楽しいキャラがいないのがちょっと残念だったりするんですけどね。ちなみに「ドロイド」とは、ロボットのことです。

【初めて観るならこの順番で!】

初めて観るときは、エピソード1〜3、『ローグ・ワン』、エピソード4〜7と順に観るのを、まずはおすすめします。

実は、『スター・ウォーズ』はエピソード1から公開されておらず、エピソード4〜6、次にエピソード1〜3、最新のエピソード7という順なのです。公開順に観るか、ストーリーの時系列通りに観るか悩むところですが、まず時系列通りがストーリーが理解しやすいと私は思うんですよ。

ちなみに、エピソード4〜7でレイア姫を演じているのは、2016年12月27日に急逝したキャリー・フィッシャー。『スター・ウォーズ』シリーズは彼女の代表作です。

エピソード1〜3を観て、『ローグ・ワン』を劇場で観た後は、ぜひエピソード4〜7も観て、レイア姫の勇姿も目に焼き付けてくださいね。そして、2017年公開予定のエピソード8を楽しみに待ちましょう〜!

参考リンク:スター・ウォーズ公式サイト、Amazonビデオ、 最新シネマ批評『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』
執筆=斎藤 香 (c)Pouch

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