31歳という若さでカリフォルニア州コンプトン市長に当選した黒人女性のアジャ・ブラウンさん。トランプが次期大統領となり、暗雲が漂っているアメリカに希望をもたらす存在の彼女が、市長としての仕事や生活についてコスモポリタン アメリカ版に語ってくれました。

1.自分が高齢の白人男性でない限り、差別は現実問題

「最年少の31歳でカリフォルニアのコンプトン市長となった私は女性で、しかも有色人種。人々は女性や若いリーダーに対して根深い偏見を抱いているので、それを乗り越えなければいけなかった。他の政治家からないがしろにされたら、私がやると公約したこと、実際に成し遂げたことを彼らにはっきりと伝える。人は結果に反論できないから」

2.仕事は時間との戦い

「私は毎朝4時に起き、寝る直前まで仕事をしている。休みはなく、アポなしの日はほとんどない。公職に就いていることには大きな犠牲が伴う。自分の時間がほとんど取れないので、覚悟を決める必要がある。でも最近では回復期間を設けるよう心掛けている。無理をしたところで、体調を崩すのがオチだから」

3.時には嫌われ役を務めなければいけない場合も

「最近、コンプトン市内のすべての道路を舗装し、公園を改修するための課税措置を可決した。課税することは反発を伴うけど、地元住人に対して街を修復し、生まれ変わらせることを公約したからにはやる。すべての人が満足できる法律や政策なんてない。他人から批判されても、個人攻撃として受け止めない精神力が必要。自分がやることはコミュニティのためのサービスだと言い聞かせている」

4.市長になるための唯一の方法なんて存在しない。自分のキャリアを活かす

「地方政治、非営利団体、教育分野など、市長になる人のバックグラウンドは多岐に渡っている。私は都市計画に10年携わった経験があるので、政策や開発事業を理解している。前職のキャリアにかかわらず、そこから得た経験を公職に活かすことができる」

5.スケジュール管理は極めて重要

「1日に100のミーティングへの出席を依頼されることがあるかもしれないので、優先順位をつける必要がある。ときには、とある緊急案件のために、後回しになってしまう案件もある。増税法案の是非を問う住民投票のキャンペーン中であっても、通常の業務を同時にこなさなければいけなかった。ミーティングをキャンセルしなければいけないときもあるけれど、優先順位は妥協できない」

6.自分のオフィスを訪れる人は、みんな何らかの思惑を秘めている

「それは重大な案件だったり、環境問題に関心のある女性グループとの会合だったりといろいろだけど、自分の価値観を曲げず、貫くことが肝心。さもないと、他人の利害関係にハマってしまうから。市のインフラが整備されていれば、安全を実現することにつながるなど、市政に対する私の基準に即し、信念を持って物事を行うことが正気を保つ秘訣」

7.市長になってもお金持ちにはならない

「市長の給料は市によって異なるけど、市長はお金目当てでする仕事じゃないと断言できる。好きでないと務まらない。私の場合は地元住人の生活を改善することが生きがい。お給料は低い割に労働時間が長いので、時給換算したらやっていられない」

8.スピーチ能力と聴く力は同等に重要

「偏差値がどんなに高くても、市民とコミュニケーションが取れなかったら、市長としては使えない。私は彼らが理解でき、彼らを奮い立たせるる言葉で話さなければいけない。都市開発に関わっていた頃は業界用語を多用していたので、今とは大違い。そして地元住人だけでなく、業界の専門家にも耳を傾けることが重要」

9.「苦労が多い」都市での方が功績を残しやすい

「私が市長になる前はイングルウッド市で都市計画の仕事をしていた。そこは人手不足だったので、2〜3人分の仕事をこなしていた。限られたリソースの中で仕事をやり遂げる術を身につけていたので、コンプトン市長に立候補したとき、自分には多くを成し遂げられるという自信があった」

10.できる限り、すべての住民とつながる必要がある

「今の時代、SNSは極めて重要。<Twitter>にログインさえすれば、市民が話題にしていること、彼らにとって重要なこと、特定の地域で起こっていることなどが分かる。彼らとミーティングの機会を設けたり、ビジネスコミュニティや地域の役員とつながりを保ったりするように心がけている。私と反対意見を持っている人とも対話をするようにしている。そうすることで、コンプトン市で起こっていることや、改善するためにすべきことがより分かるようになる」

11.自分の仕事が市民の生活に直接影響を及ぼす

「それはものすごいプレッシャー。でも、それこそが、どんなに疲れていても原動力になる。市民と会ったときに『地元の公園を整備してくれてありがとう』と言われたり、我が子を若者向けのプログラムに参加させた親たちから、生活が改善したと言われたりすることが生きがい。人と会うことで感動をもらい、様々な難題に立ち向かおうというモチベーションが生まれる」

なんというバイタリティ! こんな行動力と器があれば、いつか、女性大統領になれるかも!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN US