BMIに加えて生活習慣のバランスが重要

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早く死ぬリスクが低い人の特徴は、BMIが「18.5〜22.4」で、4つの健康的な生活習慣を持っている――米ワシントン大学やハーバード大学医学大学院、ブリガムアンドウィメンズ病院による研究結果だ。

研究では、米国の看護師、医療従事者を対象とした大規模な追跡調査、「Nurses' Health Study(1984〜2008)」「Health Professionals Follow-up Study(1986〜2008)」から、調査開始時点ではがんや心血管疾患だと診断されていなかった、男女11万3866人のデータを解析している。

まず、BMIによって「18.5〜22.4」「22.5〜24.9」「25.0〜29.9」「30以上」の4グループに分類。

さらに、「1週間の運動時間による身体活動量」や「喫煙習慣の有無」、「1日の飲酒量」、食事の質の指標「AHEI-2010」をもとに、「運動」「喫煙」「飲酒」「食事」からなる被験者の生活習慣の健康度も調査し、どのような組み合わせの人が、死亡リスクが最も低くなっているのか分析した。

その結果、「運動」「喫煙」「飲酒」「食事」のすべてが健康的(身体活動量が高い、喫煙習慣がない、飲酒は適量、食事が健康的)な場合、BMIが低いほど死亡リスクが低下していた。

同じBMIでも、生活習慣の状態によって死亡リスクは異なり、BMIが「18.5〜22.4」で、4つの生活習慣のうち3つが健康的であると判断された人は、同じBMIで4つすべてが不健康である人に比べ、全死因リスクが61%、がん死亡リスクが60%、心血管疾患死亡リスクも63%低下していたという。

また、BMI「30.0以上」だったとしても、4項目のうち1つだけでも健康的な項目があれば、すべてが不健康な人に比べてリスクが有意に低下している。それだけ生活習慣の健康効果は大きいといえる。研究は、2016年11月24日、英国医師会誌「The BMJ」オンライン版に掲載された。

参考論文
Combined associations of body weight and lifestyle factors with all cause and cause specific mortality in men and women: prospective cohort study.
DOI: 10.1136/bmj.i5855 PMID: 27884868

医師・専門家が監修「Aging Style」