インドネシア原産の鶏をモチーフにしたハンドメイドデカンタ「アヤム」

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 「ゆらゆらゆれる」。言葉にすると心もとないが、実際はおしゃれかつ機能的。そんな食に関連するグッズが続々と登場している。

 今、食のシーンで「ゆらゆらゆれるグッズ」が注目されている。支持される理由は、どこか癒やしやユーモアを感じさせる独特の動き、おしゃれ感がたっぷりの個性的なフォルム、加えて使い勝手もなかなかのものと、見て楽しく使って便利な点にあるようだ。

 テーブルの上でゆらゆら。その動きは、どこか起き上がりこぼしを彷彿させる「swing spice case(1,404円・税込)」は、上部にコルクのふたのある手のひらサイズの磁器製調味料入れ。ふたの内部には木製のスプーンがついており、中身を取り出す際は、ふたがスプーンに早変わりとなる。カラーは白、桃、藍他、和風の色名が配された全7種。手がけたのは遊び心と、使う楽しみを併せ持つ商品を数多く世に送り出しているセラミックデザイナー岡崎達也氏。同氏のプロダクトブランドである「ttyokzk ceramic design(タツヤオカザキ セラミックデザイン/愛知県清須市)」で展開している。

 テーブルの隅にひっかけてゆらゆら。こちらはインドネシア原産の鶏「アヤム・セマニ」をデザインモチーフにしたハンドメイドデカンタで、その名も「アヤム(5万8,320円・税込)」。美しい曲線のフォルムが特徴だが、実用面への配慮もぬかりなし。例えば注ぎ口からデカンタ底部につながる部分は若干幅広。これはワインをボトルから移す際に便利であり、同時にワインを十分に空気に触れさせ、本来の味を楽しむための工夫だ。そして先端に丸みを持たせた持ち手となる部分は、狭いテーブルならデカンタをテーブルに引っかけられるようにと考案された。2017年の干支は酉。今年、ワインを楽しむにはもってこいのデカンタかもしれない。オーストリア製。日本での取り扱いはRSN Japan(東京都港区)。

 瓶のふたの上でゆらゆら。「JamTori spoon(ジャムトリ)」も、ルックスは鳥。ただし用途はスプーンだ。ジャムなど瓶の上に同商品を置けば、まるで鳥がとまっているかのように、絶妙のバランス感覚で“体勢”をキープする。塗る時は、とまった際の尾っぽに相当する部分を使う。すくいやすい形状で使い心地は申し分ない。塗り終えたら瓶の上へ。背の高い瓶はもちろん、背の低い瓶に置いても、尾っぽ部分はテーブル面にはつかない設計なので、衛生面やテーブルを汚すといった心配も無用だ。全4色で価格は702円(税込)。デザインは林篤弘氏、販売はKONCENT(運営はアッシュコンセプト/東京都台東区)。

 彩りと快適さをもたらしてくれそうなゆらゆらとゆれる商品。いつもの食卓に加えると食のシーンに新たな楽しみが広がりそうだ。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]