蔡英文総統

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(サンサルバドル 14日 中央社)蔡英文総統は訪問先の中米エルサルバドルで13日、先月のトランプ次期米大統領との電話会談以降、台湾が米国と中国大陸の「交渉カード」になる恐れがあるとの懸念が出ていることについて、「我々は国力からいえば、小国ではないということを忘れてはならない」と述べ、新しい国際情勢への対応に自信を示した。

蔡総統は、昨年6月の南米パラグアイ訪問時、同国のカルテス大統領から「あなたの国はあなたが想像するよりも大きい」と告げられたと語った上で、「我々は一定の実力を持った国家であり、周辺諸国・地域や、重要な友好国との関係を処理する能力を有している」と指摘。その過程で最も重要なのは台湾の利益であり、民意だと強調した。

さらに蔡総統は、台湾は経済のみならず、国防や国際協力などでも各国と連携したいと思っていると述べ、東南アジア諸国やインドとの関係強化を目指す「新南向政策」についても、中国大陸側が望むのであれば協力の可能性を検討したいとした。

蔡総統は昨年5月の就任以来2度目となる外遊として、8日からニカラグアなど外交関係のある中米4カ国を歴訪している。往路に経由した米テキサス州ヒューストンでは、同州選出のクルーズ上院議員(共和党)と会談。帰路にはカリフォルニア州サンフランシスコに立ち寄る予定で、15日に台湾に戻る。

(葉素萍/編集:杉野浩司)