先月末にガールズグループ「フィフス・ハーモニー(以下5H)」からの脱退を発表した19歳のカミラ・カベロ。セクシーなパフォーマンスも少なくない「5H」のメンバーとして、15歳から芸能活動をしてきた彼女が、セクシャライズ(=性的なシンボル化されること)について赤裸々に語った。

昨年「MTVビデオ・ミュージック・アワード」を獲得した「ワーク フロム ホーム」。「家でイイことしようよ」という歌詞もさることながら、パフォーマンスも色気たっぷりな仕上がりに。

ドラマ『ガールズ』で有名になったフェミニストのレナ・ダナムが、カミラにインタビューを実施(インタビューは脱退の数日前に行われた)した時のこと。近年ではティーンの女の子たちですらセックスシンボル化されていることにレナが触れ、カミラにも「セックスシンボルとして見られることにプレッシャーを感じたことがあったか」、また「要求されたことを断ったことがあるか」を質問。

「特にガールズグループは、注目を浴びるために無理にセクシャライズされることがあるの。セクシーなものって売れるからね。私は、絶対にやりたくないと思ったことは断ってきたわ。セクシーなことがダメだとは言ってないのよ。自分自身がセクシーだと感じるのなら、それを表現することはいいことだと思うわ。リアーナを見て! すごくセクシーでしょ。リアーナは"セクシーの星"から来たような人よ。私は彼女を崇拝してるわ、本当に」

I LUV CANCUN

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「ただね、中学生くらいの少女ってまだ自分を理解できていないはずなの。男の子に興味が湧いてくる時期だし、自分のカラダにも変化が訪れる。はじめて生理になったり、胸が膨らみだして、『なにこれ、変なの』って思うの。そういう変化に慣れて、徐々に自分自身の一部として受け入れなければならない。だけど、私たちの場合は変化を受け入れる過程を世間に晒しながら、セクシーな歌を歌わなければならなかった」
「私はもう大人になったし、そんな自分を受け入れることができたから、セクシーな歌も歌える。でも、今歌っているような歌は、2年くらい前ならまだ怖くて堂々と歌えなかったと思う。でもそれって自然なことなのよ。だから、若い女性に伝えたいの。まだ心の準備ができていないのなら、絶対に断ってほしいってね」

ティーンアイドルたちのセクシーなパフォーマンスを見ることが増えたけど、中には複雑な思いを抱えている女性たちがいることを教えてくれたカミラ。無理に早熟に振る舞う必要はないという説得力のあるアドバイスで、心のモヤモヤが晴れた少女たちはきっと少なくないはず。