ジョセフ・ファインズ

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英Sky Artsの新作コメディ『Urban Myths(原題)』で故マイケル・ジャクソン役に英国出身の白人俳優ジョセフ・ファインズ(『恋におちたシェイクスピア』)が選ばれたことで、ダイバーシティ(多様性)の欠如が問題視されていることは以前当サイトでもお伝えした通り。このほど、予告が公開されたが、この映像を見たマイケルの親族はやりきれない思いをSNSにぶつけている。英Digital Spyが報じた。

本作は、マイケルと、彼の親しい友人で有名俳優の二人、エリザベス・テイラーとマーロン・ブランドの3人が、2001年の同時多発テロ発生直後にニューヨークから車でオハイオへ向かった道中を描く、実話を基にしたコメディ。先述の通り、マイケル役にはジョセフが選ばれたほか、エリザベス役でストッカード・チャニング(『ザ・ホワイトハウス』)、マーロン役でブライアン・コックス(『THE GAME』)らが出演する。

ダイバーシティの欠如は現在のハリウッドが抱える大きな問題の一つでもあり、約1年前にキャスティングが発表された際もアフリカ系にルーツを持つ"キング・オブ・ポップ"を白人俳優が演じることに疑問の声が多く上がっていた。

そして先日、ついに予告映像が公開されるとマイケルの娘、パリスのTwitterには疑問の声が寄せられた。これを受け彼女は、「多くの人と同じように、私も信じられないほど腹立たしいし、正直に言って吐きそうなくらいよ」と怒りを露わにした。また、マイケルの甥であるタジ・ジャクソンも、「残念なことに、これは僕ら家族がどうにかしなければいけないことだ。恥知らずな不敬に言葉もないよ」と、痛烈に批判している。

米The Guardianのインタビューに応えた本作監督のベン・パーマー(『マン・アップ! 恋のロンドン狂騒曲』)は、キャスティングできる人材が不足していたことを明かした上で、「僕らは2001年のマイケル・ジャクソンを選んだから、身体的な面で挑戦的であったことはわかっている。僕たちは魂のカギを開けてくれるような演技を求めていて、ジョー・ファインズならばそれができると思ったんだよ。彼は本当に素敵で、ニュアンスを出せて、個性あふれる演技を見せてくれるんだ」と、ジョセフを選んだ理由について説明。「本当に魅力的な作品だよ。僕は実際に観た人がどんな反応をしてくれるか楽しみなんだ」と、内容に期待していてほしいという気持ちを述べた。

『Urban Myths』は、英Sky Artsにて1月19日(木)から放送される。(海外ドラマNAVI)