日本を訪れる中国人旅行客による爆買いブームはすでに過去のものとなってしまった感があるが、それでも日本製品に息づく「匠の精神」に感動し、それを今でも身の回りの友人に語る中国人は少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客による爆買いブームはすでに過去のものとなってしまった感があるが、それでも日本製品に息づく「匠の精神」に感動し、それを今でも身の回りの友人に語る中国人は少なくない。

 中国メディアの今日頭条は11日付で、爆買いブームが生じた過去2年間の時期に、日本旅行を通じて「日本人の匠の精神」を実感することができたという経験を紹介する記事を掲載した。

 記事は、2015年末に中国の外食産業のある経営者たちが日本企業から学ぶための日本を視察で訪れたことを紹介。この旅行の目的は、外食産業を発展させるにあたって直面する問題の解決策を日本企業から得ることにあったと伝えた。

 この旅行に参加した多くの中国人は最初、「大したことは学べない」とどこかで高をくくり、日本を軽く見ていたと説明。しかし、「日本で学ぶにつれ、中国人たちの態度はがらっと変わった」と紹介。外食産業に従事する日本人たちの食材や原料に対する「常軌を逸したこだわり」が、中国の外食産業の経営者たちを震撼させたと説明した。

 この点について、さらに記事は、ある日本の老舗企業は食材の質を確保するために責任者を食材生産の現場に派遣し、その味を確かめながら生産業者と契約を結ぶが、もし生産地の気候が変化し、食材の味に影響が及ぶなら、企業は大量の違約金を払ってでも契約を打ち切り、別の食材を探し始めると説明。日本企業は良質な食材のためにこれほどまでのこだわりを見せると驚きを示した。

 また記事は、中国外食産業の人びとは調理を「職業と見る」のに対し、日本のコックたちは調理を「芸術と見る」と指摘。また、日本のコックたちは調理を心から楽しみ、「自分の作品に深い誇りを持っている」と説明、中国外食産業の経営者たちは日本の外食産業は自分たちより20年進んでいることを理解したと紹介した。

 記事は、このようにして日本の匠の精神を絶賛しているが、たとえ爆買いブームが過去のものとなっても、クオリティの高いサービスや製品を創り出すことのできる日本の匠の精神は、今でも外食産業を含む様々な中国企業に大きな影響を与えていると言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)