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●「完全ワイヤレス」時代の夜明け
イヤホン市場はいままさに「完全ワイヤレスイヤホン」型が主戦場。現在、下記のように多くの製品が発売されており、好みのタイプを選べるようになっています。

・Apple「AirPods」実売価格17,000円前後

・EARIN「EARIN M-1」実売価格18,000円前後

・ERATO「Apollo 7」実売価格36,000円前後

・ONKYO「W800BT」実売価格28,000円前後

・SAMSUNG「Gear IconX」199ドル

・SOL REPUBLIC「AMPS AIR」実売価格14,500円前後

・SONY「Xperia Ear XEA10」実売価格19,000円前後

しかし、完全ワイヤレスイヤホンは立ち上がったばかりのジャンル。まだまだ価格が高めです。と言うわけで今回は、比較的安価なSOL REPUBLICの「AMPS AIR」のレビューをお届けいたします!

○充電用ケースで約15回フル充電

「AMPS AIR」は、カナル型のイヤーチップを採用した完全ワイヤレスイヤホンです。本体重量は左右合わせて約12g。連続再生時間は約3時間ですが、付属の充電用トラベルケースで約15回フル充電可能です。充電用トラベルケースには、充電用のマイクロUSB端子のほかに、給電用のUSB端子が用意されており、スマートフォンを充電できます。ただし、そのぶん約117gと重めです。

●音は"低音重視"、装着感はバツグン
○操作は確実な物理ボタンで

それでは、利用方法をご紹介しましょう。充電用トラベルケースからイヤホン本体を取り出すと自動的に電源が入り、購入後はすぐにスマートフォンのBluetooth設定から接続可能です。いったんスマートフォンと接続してしまえば、次回以降はケースから取り出すだけですぐに音楽を聴き始められます。もちろんイヤホン本体を充電用トラベルケースに収納すれば自動的に電源がオフとなり、充電が開始されます。

本製品の操作性における利点は、側面が物理的なボタンになっていること。イヤホン本体のどちらかを3秒以上長押しすれば電源がオフとなり、両方を同時に1回押すと電源がオンになります。また、スマートフォンとの接続中は、ボタンを押すたびに再生と停止が切り替わります。ちなみにiPhoneで使用すると、ボタンを2回プッシュすればSiriを起動させられます。

○低音がよく出る傾向、重さはさほど感じず

さて、肝心な音質ですが、初期の完全ワイヤレスイヤホンにありがちな遅延や途切れは試用期間中には発生しませんでした。ただ、音の傾向としては低音がよく出ているものの、音が少しこもり気味なのが人によっては気になるかもしれません。筆者は、屋外で使用するイヤホンは今回のような低音重視のほうが好みですが、軽快な音質が好きな方はイコライザーで調整するといいでしょう。

対応コーデックはSBC、再生周波数帯域は20〜20,000hz、インピーダンスは16Ω、ドライバーサイズは6mmとなっています。対応コーデックがSBCのみというのが残念ですね。AACやaptXにも対応してほしかったところです。

装着感は非常に好ましく感じました。元々カナル型のイヤホンを愛用しているので圧迫感も気になりません。AirPodsのように装着しているのを忘れるような開放感はありませんが、適切なイヤーチップを選べば落としてしまう心配はありません。万人にとってどちらがいいというものではないので、好みで選ぶべきでしょう。

連続動作時間は約3時間と少々物足りませんが、充電用トラベルケースで約15回充電可能なので、イヤホン本体と充電用トラベルケースをそれぞれフル充電すれば約48時間利用できることになります。1日2時間使用するとしても24日間無充電で利用できるのですから、実用上はまったく問題ないでしょう。

AMPS AIRは音の傾向としては好ましいものの、たとえばAACコーデックに対応したAirPodsと比較すると、音の情報量が少ないのは事実です。しかしケーブルレスで快適に利用できるぶん紛失しやすい完全ワイヤレスイヤホンは、しっかり装着しておきたいですし、またできるだけ安価に入手したいもの。15,000円を切る価格で、耳にうまく収まるAMPS AIRは、気軽に活用できる完全ワイヤレスイヤホンとして有力な選択肢と言えます。

(ジャイアン鈴木)