パソコンやスマートフォン、ハイブリッド車や電気自動車(EV)といった製品に共通するのは、充電して繰り返し使える「二次電池」を搭載しているという点だ。これらの製品の市場拡大はすなわち、リチウムイオン電池を中心としたバッテリー市場の拡大に直結する。(イメージ写真提供:123RF)

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 パソコンやスマートフォン、ハイブリッド車や電気自動車(EV)といった製品に共通するのは、充電して繰り返し使える「二次電池」を搭載しているという点だ。これらの製品の市場拡大はすなわち、リチウムイオン電池を中心としたバッテリー市場の拡大に直結する。

 近年、中国のリチウムイオン電池産業が急激に力をつけ、先行してきた日本や韓国を追い上げている。中国メディアの捜狐は12日、韓国の電池産業が「厳冬」を迎える一方、中国電池産業が「春を迎えつつある」と伝える記事を掲載した。

 記事は、中国政府が2016年、国内の電池産業を対象として発表した補助金に関する政策と認証基準に関する強化策を発表し、同政策によって今後補助金を受けられるのは事実上、中国メーカーだけに限定される可能性が高いと紹介。

 この政策は外資の電池メーカーに大きな衝撃を与えたと伝え、韓国の一部企業は中国への工場建設計画を凍結すると発表したほどだと紹介したほか、サムスンSDIやLG化学といったメーカーも基準を満たせなければ補助金を受けられないことになると指摘。補助金の有無によって製品の価格競争力が大きく変動し、中国メーカーの価格競争力が高まることになることを伝えた。

 続けて、中国の電池産業が近年著しい成長を遂げていることを伝え、15年における世界の車載用リチウムイオン電池市場の出荷シェアトップはパナソニックだったとしながらも、2位に中国の比亜迪(BYD)が食い込んだと紹介。中国メーカーはもはや技術的に日韓企業に劣らないと主張し、スマホのバッテリー爆発事故が起きた韓国メーカーと対照的に、中国メーカーはこれからさらなる成長を遂げるはずと期待を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)