大気汚染にあえぐ中国人が描いた「スモッグ人」。一向に改善が見られない環境被害に、国民たちは不満を募らせている(ネット写真)

写真拡大

中国本土で日増しに悪化するスモッグに対し、不満を募らせる中国人はネットで、この汚染環境下で変容した新たな人類「雾霾人(スモッグ人)」の想像図を描いて、効果的な策をとっていない当局を批判した。画像は広範囲にわたって拡散され、当局は検閲を強化して画像消去に躍起になっている。

 「スモッグ人」の画像と共にこのような説明文が付されていた。

 スモッグ人は、長期にわたりスモッグの環境下に生活した現代人が様態を変異させたもの。(視界が極度に悪くなる)重度のスモッグでも回りが見えるように、瞳孔は灰色。鼻と口はタービンとなっているため大量のスモッグを吸い込んでも浄化することができ、あごの両端の排気口から排気を出す。スモッグ人は中国本土の大半の地域に生息し、特に北京や天津付近に多く生息する。

 スモッグに対する抗議活動も発生している。2016年12月には成都の住民が政府の環境対策への不満を表すために彫像にマスクをかけた。「スモッグ人」事件と同様、抗議活動は鎮圧され、警察に連行された人もいる。 

 河北省遷安市はスモッグ対策として、2017年末までにエネルギーをすべて電力に切り替え、練炭を使用する農村部もすべて電化することを発表した。電気は練炭よりも高価であるが、農民がその費用の増加に耐えられるかは当局の関心事ではないようだ。

(翻訳編集・文亮)