2027年の開業を目指すリニア中央新幹線はすでに建設が始まっている。開業後は東京と名古屋の285キロメートルを最短40分で結び、さらには大阪への延伸が計画されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 2027年の開業を目指すリニア中央新幹線はすでに建設が始まっている。開業後は東京と名古屋の285キロメートルを最短40分で結び、さらには大阪への延伸が計画されている。

 台湾メディアの中時電子網は10日、リニア中央新幹線の建設には多くの困難や懸念が伴うと想定されていると伝える一方、「10年後にはリニアモーターカーに着目した日本の先見の明が証明されることになるかも知れない」と伝えた。

 記事は、リニア中央新幹線が開業すれば、東京-名古屋間の移動時間は現在の最短90分から最短40分にまで短縮されることになると伝え、すでに建設工事が進められていると紹介。東京-名古屋間だけでも建設費は5兆5000億円にのぼる見通しだとする一方、時速500キロで走行するリニア中央新幹線によって日本と名古屋、ひいては、大阪といった大都市の「つながりはより密接かつ緊密になる」と論じた。

 続けて、リニア中央新幹線はリニアモーターカーを採用することで環境に優しい交通手段が確立されると伝える一方、建設費や建設にかかる時間の膨大さが問題の1つに挙げられていると主張。また、南アルプストンネルの工事では水脈や地形に悪影響が出る可能性があるとして、環境保護団体が抗議していると伝えた。

 また記事は、「高速鉄道技術やリニア技術で世界をリードする日本にとっても、リニア中央新幹線は挑戦にあたる」と伝える一方、「日本は現在のようにロボット産業が世界的な注目を集める前から、ロボット開発に積極的に取り組んできた国」であると指摘。リニア中央新幹線には費用や期間といった課題があるにせよ、「ロボット産業と同じように、10年後にはリニアモーターカーに着目した日本の先見の明が証明されることになるかも知れない」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)