DJあおいが教える! 「愛情表現が豊かな男」の育て方

写真拡大

ブログ「DJあおいのお手をはいしゃく」やtwitterで突き刺さりまくる恋愛アドバイスをつづり、迷える女子を日々救っている“謎の主婦”・DJあおいさん。これまでの連載「狙った男の落とし方」「ダメ男バスターズ」に引き続き、今回は「好きな人を理想の男性に育てる」お知恵を授けます。6回目は“愛情表現が豊かな男”の育て方です。

<「愛情表現が豊かな男」とは?>

愛情表現が豊かな男性は、動物で言ったら犬タイプ。言われたことは「よし!」と言われるまでやり続ける律儀な性格の持ち主です。素直で甘え上手、子どもっぽいところもありますが、精神的には自立している男性と言えるでしょう。

■愛情表現が豊かな男の特徴

・すぐに表情に出てしまうので必然的にウソがつけない性格に形成される

・外出が好きで行動的

・楽しいことやうれしいことは2人で共有するが、つらいことはひとりで抱えがち

・共感能力が高いので、女性のどうでもいい話でも嫌な顔をせず聞いてくれる

・連絡はマメで即レスはあたりまえ、ラインは容赦なくスタンプを連打してくる

・コミュニケーション能力は高いが語彙力は低い、言葉の表現に擬音が多い

・上の人からかわいがられる才能を持っている、その反面人の上に立つことが苦手

・年上のしっかりした女性を好む傾向がある、わりと面食い

・あまり人を疑うことをしないので騙されやすい側面もある

愛情表現とはただ甘い言葉を並べることではなく、表情や声のトーン、あいづちや相手の話を聞く姿勢など、視覚や聴覚や触覚のトータルで表現して、その場の空気を幸せモードに染めること。女性に「そのままの自分でいていいんだ」と思わせ、“安心をプロデュース”できるのが真の愛情表現です。そして、それを計算やマニュアルに沿ってやるのではなく、素でやってのけるのが「愛情表現が豊かな男」なのです。

<「愛情表現が豊かな男」の育て方>

■日本男児は、愛情表現が「恥」だと思って育ってきた

日本の男性の多くは愛情表現が苦手な生き物です。それは素直に愛情表現することが「恥」だと思っているから。幼少期から「男は強く雄々しく生きるべし」という日本の悪習のような概念の元で育てられてきたケースが多いので、両親に素直に甘えることや愛情表現をすることは恥だと刷り込まれているわけです。

これはある意味トラウマのようなものでして、甘えたいのに甘えられない、愛情表現をしたいのにできない、という葛藤を生み出してしまうものとなり、反動形成が生じて好きなのに冷たくしたり、甘えたいのに突き放してみたり、気持ちとは裏腹なめんどくさい表現しかできなくなってしまうわけです。

挙げ句の果てには「男は背中で語るもの」とか、訳のわからない表現方法をとったりするので、女性は混乱しか生まれませんよね。背中で念力を送られてもそんなものキャッチできないし、言いたいことは素直に表現してくれなきゃ何ひとつ伝わらないのが世の常なんですよ。ですので、甘えることを禁じられて育った男性は、結局は他人に察してもらわないとダメな“甘ったれた男”になってしまうというわけです。

■トレーニング:恋人ではなく、母親として愛せ!

さて、そんな男性を素直にさせるためには「素直に表現することは恥ずかしいことだ」というトラウマを払拭する必要があります。このトラウマを払拭できるのは“母性”です。彼らは「素直に甘えていいんだよ」という母親の愛情を潜在的に渇望しているものでして、簡単に言えば恋愛よりも母性愛を欲しているわけですね。歪んだマザコンのようなものだと思ってください。その母性愛で満たされたときに、トラウマから解放されて素直になれるものなのです。そのため、しばらくの間は恋人としてではなく、母親代わりとして愛してあげてください。

我が子を育てるように慈愛を捧げること、女性が主導権を握り姉さん女房的な役割で半ば強制的に甘えさせてあげること、「甘えることは恥じゃないんだよ」ということを何度も何度も体現させてあげること。なかなかのハードワークですが、素直にさせるためにはほかに方法はありません。

素直になることで大人になり、素直になることで初めて自立できるのです。大人はみんな素直に愛情表現ができるものなんですよ。

(文:DJあおい、イラスト:つぼゆり)

※次回は「頼りがいのある男」に育てるお知恵を授けます。