安全性能や信頼性、燃費性能の高さで世界的に高い評価を受ける日本車だが、中国ではなぜか「日系車はボディの鋼板が薄く、安全性に劣る」といったデマが存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 安全性能や信頼性、燃費性能の高さで世界的に高い評価を受ける日本車だが、中国ではなぜか「日系車はボディの鋼板が薄く、安全性に劣る」といったデマが存在する。

 日本や米国はもちろん、中国国内の自動車アセスメントでも日系車は良好な成績を収めているにもかかわらず、日系車にまつわるデマを信じ込んでいる消費者は少なくない。なぜ中国ではこのようなデマが発生し、広まってしまったのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日系車は「材料をごまかし、手抜きをしている」、「安全性が低い」といったデマはどこが出処なのかと疑問を投げかける記事を掲載し、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 寄せられたコメントを見てみると、どのユーザーもはっきりとしたデマの出処は知らず、ただ「ネットでそう言われているから」、「ネットで事故の写真を見たから」といった意見が多かった。不正確な情報を鵜呑みにしている中国人がいかに多いかが読み取れる。中国に残る反日感情と結びやすい内容であったことも、デマが拡散した理由の1つかも知れない。

 一方、こうしたデマが生まれ、拡散してしまうことを批判するコメントもあり、「日系車の故障の少なさや安全性の高さは各国の安全性能評価で証明されており、自動車業界における常識」、「中国人は自らの運転の粗さについての責任を日系車に押し付けようとしている。日系車の鋼板が薄いなどと批判する前に、中国人は信号無視や無理な割り込み、気ままな車線変更など自らの問題を直すべきだ」という意見があった。

 中国には日系車にまつわる複数のデマが存在するのは事実だが、2016年の中国における新車販売台数が初めて400万台を超えたことは、デマに惑わされる中国人消費者が減りつつあることを示すのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)