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 音楽教育に力を入れる寄宿学校の教師と生徒たちが閉校を食い止めようと奮闘するさまを描いた「天使にショパンの歌声を」(公開中)の新たな本編映像が、公開された。物語の重要局面となる、マスコミを招いたイベントでの合唱シーンを切り取っている。

 「翼をください」「天国の青い蝶」で知られるレア・プール監督がメガホンをとり、第18回カナダ・ケベック映画賞(2016)で作品賞を含む最多6部門に輝いた本作。舞台は、近代化が進む1960年代のカナダ・ケベック。校長のオーギュスティーヌ(セリーヌ・ボニアー)は、生徒や教師、ピアノの才能に秀でためいのアリス(ライサンダー・メナード)と力を合わせ、音楽の力で人々に訴えかけて財政難に陥った学校を救おうとする。

 オーギュスティーヌは、学校に集まったマスコミや出席者に向かって「当校はピアノコンクールに実績のある音楽の宝石箱。この町とコミュニティの誇りです。生徒は学んでいます。音楽は私たちの祈りに他ならないと。冷たい心から憎しみを取り除き、せわしない現代人に平和をもたらします」と切々と訴える。校長のスピーチに続き、生徒たちはシューベルトの楽曲を編曲した合唱曲を披露。美しいハーモニーを響かせ、人々の心をつかんでいく。1階と2階にわかれた生徒たちが歌声でゲストを包み込み、笑顔にしていく光景からは、本作の大きなテーマである“音楽の持つ力”の偉大さが感じ取られる。

 劇中にはそのほか、フレデリック・ショパン、フランツ・リスト、ボルフガング・アマデウス・モーツァルト、ルートビヒ・バン・ベートーベン、アントニオ・ビバルディ、クロード・ドビュッシー、ヨハン・ゼバスティアン・バッハらクラシックの巨人たちによる名曲がずらりと並ぶ。