望まない妊娠や性感染症の予防のためにコンドームを使用するのはとても大切なこと。コスモポリタン アメリカ版によると、米カリフォルニア州で州民投票が行われたコンドームの使用にまつわる"ある発案(可決されると条例となる)"が話題となっていたよう。

その発案とは、カリフォルニア州で「映像作品のセックスシーン撮影において、出演者はコンドームを使用すべき」というもの(発案60)。この発案は「撮影中、出演者が女性器およびアナルに男性器を挿入する場合、コンドームの使用を義務付ける」ことを条例化するためのものだったのだけれど、投票の結果、賛成46.1%、反対53.9%で「否決」され、AV俳優やプロデューサーの権利が守られるという結果に。

投票に先立ち、この発案の支持者たちは「(条例化されることが)撮影現場での性感染症(STI)の感染リスク低下に繋がる」と訴えたのに対し、アダルトエンターテインメント産業にたずさわる人たちは「条例が施行されると、コンドーム不使用で撮影された作品への需要が高まるため、非合法のアダルト作品制作の増加に繋がりかねない」との統一見解を主張。

また条例が施行されると、コンドームが使用されていない撮影現場をカリフォルニア州民が目撃した場合(または目撃したと通報した場合)、製作者や配給関係者を訴えることが可能になる予定だったのだとか。これに対し、AV女優であり活動家であるスージーQ氏は<Alter Net>にこのように寄稿。

発案60によってすべてのAV撮影現場でのコンドーム使用が義務付けられると、州民は業界関係者を提訴しやすくなります。これにより訴えられた俳優は本名や住所が公表されてしまうのです。すでに偏見や差別的行為の対象になっている業界関係者にとって、これは恐怖としか言いようがありません。

結果として発案は否決。AV俳優たちは活動の場が守られ、またアダルトエンターテインメント業界の未来を祝して<Twitter>に喜びの声をコメント。

「#NoProp60(発案60を否決に)」のメッセージを拡散してくれた皆さん、そして私たちの話に耳を傾け、「否決」に投票してくれた皆さん、ありがとう!

発案60の否決に協力して下さった皆さんに感謝します。俳優たちの声が世の中を動かしたなんて、本当に嬉しい!

勝利の喜びで胸がいっぱいです。涙があふれています。協力してくださった皆さん、ありがとう! 私って、本当に幸せ者だわ!

この発案と結果については、人によって様々な意見があるはず。アダルトエンターテインメントを取り巻く法律や環境は国によって異なるものの、これが日本だとしたら、あなたはどう考える?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN US