来日時のひとコマ (C) 2014 Schatzi Productions/
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 “宿なし生活”を送るモデルに密着したドキュメンタリー映画「ホームレス ニューヨークと寝た男」が、1月28日から全国で順次公開される。映画の出演者マーク・レイは、住居を持たず米マンハッタンのビルの屋上で6年間も寝泊りしながらモデルやフォトグラファーとしての生活を送ってきたユニークな人物。2016年11月に本作のプロモーションで来日した際に、ホームレスを支援する雑誌「ビッグイシュー」の販売員と交流を図ったという。

 米ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭2014で、優れたドキュメンタリー作品に与えられるメトロポリス・コンペティション審査員賞を受賞した本作では、ジムのロッカーに生活物資や仕事道具を詰め込み、日中は華やかなモデル業界で働き、夜になるとビルの屋上に忍び込んで睡眠をとるレイの風変わりなライフスタイルが明かされる。音楽をクリント・イーストウッドの息子でジャズベーシストのカイルが手がけている。

 レイが雑誌「ビッグイシュー日本版」第302号の対談企画で語ったところによると「とても奇妙なことなんだけれど、ビルの屋上で暮らし始めてから自分の人格が変化したのを感じました。屋上に住み始めてから、何かと戦ってあがいて勝ち取っていくというよりも、自分の人生に対してあるがままを受け入れようというすごく穏やかな気持ちになったんです」(同号より抜粋)と、“アーバン・キャンプ”(本人談)を始めたことによって心境の変化がもたらされたという。

 「ホームレス ニューヨークと寝た男」は、1月28日から全国順次公開。