独特の香ばしさを感じさせる「みそらーめん」(880円)/らーめん 颯人

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鶏白湯ラーメンに味噌ラーメン、そして素材が命の中華そばに、煮干しをふんだんに使った魚介系まで、関西のラーメンブームはまだまだ加熱中!人気店はどこも、開店前にはおいしいラーメンを求める人たちで行列ができるほど。そこで、編集部が厳選した、並んででも絶対に食べたいラーメンを紹介!

【写真を見る】スープは比内地鶏の鶏ガラと丸鶏で抽出するなど、素材の旨味を最大限に引き出した「尼ロック」(900円)/らぁめん矢 ロックンビリー S1

■ 香ばしい珠玉の味噌ラーメン「らーめん 颯人」

大阪を代表する名店「カドヤ食堂」で修業を積んだ店主が作るラーメンを求め、連日行列が絶えない「らーめん 颯人」(大阪・南森町)。長年の修業経験もあり、技術は本物だ。修業先の看板でもある「しょうゆらーめん」(800円)のほか、北海道テイストのみその評価も高い。また、動物系スープで構成された「裏しょうゆ」(880円)というメニューは、ファンも多いので、ぜひ試してほしい。

【オススメ!】「みそらーめん」(880円)は、大阪にはあまりない北海道スタイル。中太の平打ちストレート麺に合わせる、コクのある味噌スープは、独特の香ばしさを感じさせる。

【行列攻略法】<調査日時:水曜12時、30分待ち>平日は11時30分もしくは12時ごろから満席になることが多いので、オープンからの30分間であれば、若干席に余裕がある可能性は高い。14時以降も狙い目ではある。<調査日時:土曜13時45分、10分待ち(14時15分ごろ完売)>休日は11時のオープン前から行列ができることが多く、満席状態が途切れない。昼過ぎには完売することもしばしば。そのため、休日はオープン前から並ぶのがベターだ!

■ 鶏を感じる濃厚スープ「らぁめん矢 ロックンビリー S1」

東京の権威あるラーメン賞を総なめにしてきた職人・嶋崎さんが2014年7月、尼崎・塚口に出店した「らぁめん矢 ロックンビリー S1」。高い評価を得てもとどまらない店主は、2016年になって醤油の「尼ロック」、塩の「Sのロック」共に大きくモデルチェンジ。独創的な限定麺も人気で、連日ファンが詰めかける。

【オススメ!】スープは比内地鶏の鶏ガラと丸鶏で抽出した「尼ロック」(900円)。タレに使っていた醤油や、麺の小麦の種類を絞り込み、素材の旨味を最大限に引き出した逸品!

【行列攻略法】<調査日時:日曜12時、60分待ち>週末ということもあり、12時にはすでに道路まではみ出る長蛇の列ができていた。昼のピークの時を過ぎると落ち着くこともまれにあるようだ。限定麺が登場する日は込み合うことが多い。

■ まぜそばが進化した新しい麺料理「ふく流 ラパス 分家WADACHI」

本町の行列店「轍」が展開する人気店「ふく流 ラパス 分家WADACHI」(大阪・堺筋本町)。モチッ&ムニュッとした生パスタの食感を持つ、その名もラパスが看板メニュー。酒蒸しをヒントに考案したアサリラパスが名物で、ガーリックオイルで仕上げる和と洋を融合させた新感覚麺に、男女問わずファンが多い。

【オススメ!】アサリのスープと通常より濃厚に仕上げた鶏白湯を、1:1でブレンドした「アサリラパス」(800円)。新食感の中細麺を絡め、潮の香りが広がるコクのある一杯が楽しめる。

【行列攻略法】<調査日時:水曜12時、8分待ち>調査時の行列は8人だったが、平日のランチタイムには軽く20人を超えることも。オフィス街にあるので、ランチなら13時30分以降か、土曜、日曜、祝日に。昼よりは落ち着いている夜に訪問するのもおすすめ。

■ 魚介系100%の極上ラーメン「烈志笑魚油 麺香房 三く」

食の知識と技術を応用したラーメンが味わえる「烈志笑魚油 麺香房 三く」(大阪・福島)。特に魚介を使ったラーメンには定評があり、煮干し+和ダシの「かけ」はラーメン通たちをうならせる。「ラーメンは料理」と語る、店主のこだわりがこもった一杯を堪能してほしい。

【オススメ!】和ダシに煮干しを合わせたスープが特徴の「かけ(並)」(800円)。バランスのとれた魚介の風味が口に広がる。チャーシューと煮干しがのる。

【攻略法】<調査日時:金曜18時30分、40分待ち>平日、休日共に開店前から店前には行列ができていて、満席が続く。昼も夜も客が途切れないため、開店前から並んでおくのが得策だ!

■ 濃厚かつクリーミーなスープ「鶏Soba 座銀」

今まで大阪になかったタイプの鶏白湯を目指し、完成した一杯で勝負する「鶏Soba 座銀」(大阪・肥後橋)。店主が生み出したスープは、乳製品を使っているのかと思うほどにクリーミーで、ポタージュのような仕上がり。看板メニューの鶏Sobaはぜひ味わいたい。

【オススメ!】「鶏Soba」(850円)は、鶏ガラなどを4時間以上煮込むスープが、濃厚ながらクリアでクリーミー。ツルッとした食感の麺ともよく合う。

【行列攻略法】<調査日時:金曜11時30分、20分待ち>開店前には約20人の列ができ、満席状態が続く。14時以降は落ち着くので狙い目だ。昼間に比べて入りやすくなる夜に行くのもおすすめ!

■ モチモチ自家製麺と透き通る醤油スープ「大阪 麺哲」

多くのラーメン店主にも影響を与えている「豊中 麺哲」が梅田に出店した「大阪 麺哲」。和食の技術と真空ミキサー使用の自家製麺にこだわった自慢の一杯で、大阪を代表する店を目指す。中でも、チャーシューが150gものる「肉醤油」は人気メニュー!

【オススメ!】「肉醤油」(1000円)は、スープは淡海地鶏の丸鶏を煮込んだベースに和ダシを合わせ、自家製麺と好相性。肉は低温調理の肩ロースを使用。

【行列攻略法】<調査日時:金曜12時30分、10分待ち>13時30分以降など、ランチのピーク時を外せば比較的入りやすい。休日の場合は、ランチタイムは込み合うが、17時30分以降は比較的入りやすい!

■ なんば裏路地の漆黒スープ!「麺屋 丈六」

テレビや雑誌で取り上げられることも多い、ウラなんばの人気店「麺屋 丈六」(大阪・難波)。名物は色の濃い醤油スープが特徴の、大阪のご当地麺である高井田ラーメンをアレンジした中華そば。鶏ガラベースのスープは、コクがあり強い旨味を感じさせると好評だ。

【オススメ!】少し甘味のある鶏ガラ醤油スープの「中華そば(東大阪高井田風)」(650円)は、喉越しのよいツルツルの自家製麺との相性もバッチリで、満足度も高い!

【行列攻略法】<調査日時:月曜18時30分、20分待ち>開店前から平日は10〜15人、休日は30人ほどの行列ができる。昼と夜の営業時間中は常に満席が続く。開店30分前に並んでおくのが最善だ!【関西ウォーカー編集部】