ヴィッツ「HYBRID U オプション装着車」(写真:トヨタ発表資料より)

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 トヨタは12日、小型車「ヴィッツ」をマイナーチェンジして発売した。今回のマイナーチェンジでは、ヴィッツが属するコンパクト2BOX市場において顧客から強い要望があったハイブリッド車を追加。さらに、外形デザインの大幅な変更が行われている。

 ヴィッツは、国外では「ヤリス」の名称で販売されているコンパクトカーで、1999年に発売。これまで世界での累計販売台数が700万台を越えるなど、トヨタの基幹車種の一つだ。現行の日本仕様車は、2010年に発売された3代目となる。

 トヨタの開発チームでは、今回のマイナーチェンジについて、ハイブリッドシステムの改良をはじめ、ショックアブソーバーの改良やボディ各部の高剛性化による優れた走行性能を実現するなど「持ちうる最大限の知恵と技術をそそぎ込み、通常のマイナーチェンジの枠をこえた大幅な改良を実施した」と語っている。

 新たに追加されたハイブリッド車では、1.5Lエンジンのハイブリッドシステムにより、燃費34.4km/Lの優れた環境性能に加え、爽快な加速を実現。駆動用バッテリーはリヤシート下に配置し、ガソリン車と同等の居住空間・荷室の広さも確保している。

 デザイン面では、外形デザインにてワイド&ローを表現したフロントビュー・リヤビューなど、個性が追求されている。フロントには、Bi-Beam LEDヘッドランプをオプション設定し、ライン発光のLEDクリアランスランプとあいまって、精悍さを強調。リヤでは、LEDライン発光テールランプをオプション設定し、ストップランプに6個のLEDを組み込むことで、印象的なリヤビューを演出している。ホイールデザインも一新した。カラーバリエーションは、新規開発色「クリアブルークリスタルシャイン(オプション)」、新規設定色「アバンギャルドブロンズメタリック」を含む全17色を設定。インテリアは、加飾箇所をブラックで統一し、洗練されたイメージとした。

 基本性能についても大幅な向上が行われており、走行性能では、新構造のショックアブソーバーの採用に加え、ボディ各部のスポット溶接増し打ちなどによりボディ剛性が強化された。また、インストルメントパネル周りのブレースの板厚アップにより、優れた操縦安定性と乗り心地も両立した。安全性能では、従来から設定の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」に加え、ヒルスタートアシストコントロールを全車標準装備とした。

 助手席リフトアップシートのウェルキャブ(メーカー完成特装車)についてもベース車と同様の改良が施されている。

 グレードに関しては、スポーティーグレードの「RS」が廃止され、ガソリン車・ハイブリッド車ともに「F」「Jewela」「U」の3グレードとなり、新たに16インチアルミホイールとエアロパーツを装着した「Sportyパッケージ」が各グレードに設定(ハイブリッド車では「U」のみ)された。また、「U」グレードのガソリン1.5L車は廃止された。

 価格はガソリン車「F」グレードの118万1,520円からハイブリッド車「U」グレードの223万7,760円まで。ウェルキャブ車は152万円から205万2,000円まで(いずれも税込み、北海道、沖縄を除く価格)。販売店はネッツ店。月間販売目標台数は9,000台。