美人への道に立ちはだかる誤解と、愚痴の罠

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透明感のある素肌は美人の代名詞というべきもの。でもそれは存在感があってこそ意味を持ってくると、海老名皮ふ科クリニック院長・天野彰人さんいっています。本当に美しい「透明感」とはどういうことか。自分はそうでない透明感になっていないか、確かめてみましょう。

透明感は女性の味方

一般的に若い女性の肌には「透明感」があり、美しいものです。

シミやくすみなどが一切なく、血管が透けて見えるほど白い肌は、よく「赤ちゃん肌」と呼ばれます。実際の赤ちゃんの肌はというと、まだバリア機能が未熟でかさつきやすかったりするのですが、これは「赤ちゃん」という言葉のイメージにある、ゆで卵のような白くて曇りのない肌のことを指しているのでしょう。

また、「透明感のある生き方」というと、凛とした女性の、さわやかで芯の通った美しい女性の暮らしが目に浮かんできます。

このように、いい意味での「透明感」は、女性の味方であり、強みになります。

影が薄い人の問題点は心

ところがこれが同じ透明でも、「影が薄い」となると話はまるで違ってきます。

控えめな美人はいても、「影の薄い美人」はあり得ません。美人とオーラはワンセットであり、つい人を振り向かせるような人こそが美人だからです。

「影が薄い」人の何が問題なのかというと、影が薄くなるように、自分の立ち位置を常に、奥のほうに引っ込めようとするその心が問題なのです。

人の悪口、愚痴を言うと「性格ブス」になる

悪口を言っているときの人の顔を意識して見たことがありますか?

意地の悪い目つきに口角の下がった口元、眉間のシワ......、それでいて変に興奮した表情をしていることに、気が付いたでしょうか。

この表情は、絶世の美女をも一瞬にしてブスにする、「悪魔の表情」なのです。

男性女性に関わらず、人の悪口が大好きな人というのはいるものですが、悪いことに、悪口とは「習慣化」しやすいものなのです。そして、言いつづけるごとに、ますますネガティブな発想、思考になっていってしまいます。

そのような習慣を続けていると、恐ろしいことに、文句を言っている瞬間の、誰も直視したくないような「ブス・ブサイクな表情」が、その人の顔として徐々に定着していってしまうのです。

周囲まで巻き込む“下への平均化”

文句を言うのは簡単で、何の努力もいりません。それは、自分を高めようとするのではなく、人をおとしめることで自分を高く見せようという思考回路が働いているからでしょう。けれども実際は、周りとともに自分も一緒に落ちていってしまいます。

物事は平均化しようとすると、下は上がらずに上は下がり、「下に平均化」されていくようにできているのです。ですから文句ばかり言っていると、その人もその人の周囲も、「文句垂れ」だらけになってしまうのだと思います。

まとめ

透明感の罠に加え、ついつい口にしてしまう愚痴の罠。どちらも気づかないうちに引っかかってはいませんか? 特に、愚痴が及ぼす影響の広がりは、何やら恐怖映画を見ている気にさえさせられます。思わず口にしてしまいがちな小さな愚痴の恐ろしさは馬鹿にできませんが、逆に言えば、愚痴を言わないよう心がけることで美人への道に一歩近づけるとも言えるのではないでしょうか。

参考書籍『美人の正体は素肌力だった』主婦の友社(2016/9/23)著者:天野彰人