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デジモノステーションがクルマのサードウェーブとして提唱している“クルマに住む”というライフスタイルを実際に30年も続けている人がいる。『ハイエース』で引っ張る特大サイズのトレーラーはまさに我が家! クルマに住むスタイルの最先端といえる、その生活ぶりをのぞかせてもらった。

 

生活のほぼ全てがクルマの中にあるライフスタイル



いまデジモノステーションで提案している“クルマに住む”というスタイル(関連記事)をリアルに実践している人がいる。それも30年も前から! 写真のトレーラー、独ホビー社(Hobby)『プレミアム660WFU』のオーナーである遠藤宏さんだ。

 

20代の頃から、1カ月間の北海道旅行を車中泊で楽しんでいたという遠藤さん。

「その後、クルマ生活がメインになったのはハイエースに乗り替えた30歳前の頃。ハイエースの盗難が近隣で頻発していたので、中にいれば盗まれないだろうと考えたのがきっかけです」(遠藤さん・以下同)



それから約30年。遠藤さんは今でもクルマの中での生活を続けている。とはいえ、自宅を引き払ったわけではない。クルマを自宅前に止め、自宅から電気や水道を引きこんでいる。シャワーやトイレなどの生活インフラについては自宅のものを使っているという。そんなクルマ生活がさらに加速したのが、約5年前。今のご自宅を購入されたときだ。

「家はトレーラー(キャンピングカー)が置けることを条件で探しました。家が見つかったら、すぐにトレーラーのディーラーで契約。けん引免許を取ったのは契約の後です」

それからの生活は完全にトレーラーの中がメインとなった。トレーラーならトイレもある。また、オーディオ&ヴィジュアルが趣味という遠藤さんはトレーラーに4Kテレビを2台搭載し、掘りごたつの中で、テレビや映画などを楽しんでいるという。



<リビング(画像左上)>

本来ダイニングススペースだった部分を掘りごたつにカスタマイズ。ここで鍋を楽しむこともあるとか。

<ソーラー(画像上中央)>

外にセットしたソーラーパネルの発電容量などが、このコントローラーでチェックできる。

<冷蔵庫(画像右上)、キッチン(画像左下)>

備え付けの冷蔵庫があるので食材もたっぷり収納できる。実は、電子レンジやポットなどが並ぶキッチンスペースの下にシンクがある。

<ベッドルーム、シャワーとトイレ(画像下中央・右)>

車体後方にダブルベッド。奥様とペットのスペースだ。シャワーとトイレは最後部に配置。

さらに仕事がら、地方に数カ月や1年以上となる長期間出張することも多いという遠藤さん。そんなときは、家族みんなでトレーラーごと現地に向かう。「現地で小さなアパートとトレーラーが置ける場所を借りて、基本的にはトレーラーで生活しています。アパートはトイレや、たまにキッチンを使うぐらいですね」

この取材の前も、2年ほど名古屋に住んでいたそうだ。もちろんトレーラーの中に。実際にトレーラーに入らせていただくと、一般的な家に比べればコンパクトだが、その空間にさまざまな機能が集約されており、家族でミニマムに生活するには非常に快適だ。

「トレーラーは車体価格が600万円ぐらいで、改造に300万円ぐらい。ただし、自宅に一部屋増築すると考えたら圧倒的に安いですよ。建坪率や固定資産税にも影響しませんしね」

快適スペースを作りだし、それで移動しながら生活する。特別な日だけでなく日常生活がクルマの中にある。これぞクルマのサードウェーブ(クルマに住むスタイル)を体現するライフスタイルだ。

驚きの装備をチェック!


トレーラーとハイエースの上にソーラーパネルを配置


フロントパネルを開けると室外機とプロパンガスが登場。


モーターとリモコンを使ってトレーラーだけを動かすこともできる。


トレーラーの後部には複数のカメラが設置されている。それがハイエースの運転席上部のモニターに映し出される仕組み。こうして安全運転を実現している。

トレーラーを引いてキャンプに出発!


自宅ガレージからトレーラーを出してハイエースに連結。


キャンプ場に移動。細かい路地も余裕で入って行く。「観光バスが入れる場所は余裕」と遠藤さん。


オートキャンプを楽しむ。向かい合わせにできるのがトレーラーの魅力だ。

文/コヤマタカヒロ 撮影/松川忍

※『デジモノステーション』2017年2月号より抜粋

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