「戦うたまごっち」ことデジタルモンスターが20年ぶりに復活。Web連動や育成スピードアップなど究極進化

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かつて累計800万個以上を売り上げた携帯型育成ゲーム「デジタルモンスター」(通称デジモン)が、デジモンシリーズの20周年を記念して「復活」します。様々なメディアに展開してきたデジモンですが、原点は持ち運びできる液晶ゲーム機。今回発売されるver.20th (デジモン20周年記念版)は、オリジナル版の形状を再現しつつ新たに設計されたもので、「オリジナルブラウン」と「オリジナルグレー」の二色が発売。その機能も20年分のアップデートを反映した究極体的な内容となっています。

初代のデジタルモンスターは1997年に発売された携帯ゲーム。「電子ゲームの中にいるモンスターを育てる」というコンセプトは「戦うたまごっち」と言われましたが、元の「たまごっち」と同じく株式会社ウィズとバンダイとの共同企画・開発で、正当な進化形です。

タマゴ(デジタマ)から孵ったデジモンにエサをやったりウンチを流したりと世話を見て、現実時間とともに成長を見守る基本は「たまごっち」と同じで、違いは「通信対戦」があること。通信といっても2つのハードを接続して互いのデジモンの攻撃を観戦するだけで操作もできませんでしたが「電子ゲームとしては」画期的でした。なお通信対戦やポケモンの交換ができる初代『ポケットモンスター』の登場は、前年の96年です。

家庭用ゲームソフトなどメディアミックスも盛んですが、中でもアニメは息長く展開。99年の『デジモンアドベンチャー』から始まったテレビシリーズは8作を数え、2015年からは第1作の延長にあるOVAもスタート。初代の主題歌『Butter-Fly』は今なお愛され、細田守監督の劇場アニメ『ぼくらのウォーゲーム!』も名作として知られています。

2017年の最新版デジタルモンスターは、20年という歳月の経過を反映して、あらゆる面でレベルアップ。まず「登場するデジモン」については、携帯液晶玩具のVer.1〜5までの全デジモンが登場。10周年、15周年記念キャラの特殊デジタマもゲットできる上に、20周年を記念した新デジモン「ズバモン」も育てられます。

本体がオリジナルブラウンとオリジナルグレーの2色あるということは、各カラー限定の特殊デジタマがあることも「集めゲー」のお約束。それぞれアグモンとガブモンが収録され、2つを育成してから合体させるとオメガモン(一番人気のデジモン)になるという、旧作ファンならどちらも買うほか選択肢がなさそうなシフトが敷かれています。

そして「育成&進化」面では、特定のデジモンは「究極体」まで育てることが可能(オリジナルでは「完全体」まで)。デジモン携帯液晶玩具としては史上初の2体同時育成や、当時のデジタルモンスターよりも育成スピードがアップしているなど、時間が有り余っていた子どもから残り時間が少ない大人に育ったプレイヤーにとっても優しい進化を遂げています。

「20年分の進化」を現す最たるフィーチャーが「通信」面です。友達との通信でコピーしたデジモンとタッグを組めるほか、育てたキャラを「デジモンWEB」に登録が可能で、Web上で開催されるD-1グランプリに参加もできます。詳細は後日公開とのことで不明ですが、昔はリアルに会場に集まるしかなかった大会に家にいながら参加できる進みかた。

さらに驚きは、過去シリーズの玩具とも通信できること。「デジタルモンスター」シリーズはもちろん、デジヴァイス/D-3 Ver15thシリーズ(ともにアニメの関連商品)とも対戦が可能です。かつてバンダイの旗艦ハードだったワンダースワンが「対応しておりません」と断言されていることに一抹の寂しさを覚えます。

本商品はプレミアムバンダイにて、今年の3月27日23時まで予約受付中。発送は6月予定とのこと。現代感覚に合わせた育成スピードアップのおかげで、全デジモンのコンプリートが狙いやすいかもしれません。