Apple最大のサプライヤー、Foxconnとして知られる鴻海精密工業は、2016年の売上額が株式上場後初のマイナスとなりました。iPhoneの販売低迷が原因とされていますが、2017年は「iPhone8」の発売などで5~10%の増益が予測されています。

Foxconn、上場以来初の減益!

Foxconnが現地時間1月11日に発表した2016年の売上額は、約4兆3,560億台湾ドル(約15兆8,000億円)で、対前年比で2.81%のマイナスとなりました。
 
1991年の株式上場以来、初めての減収の要因は、スマートフォン市場が成熟する中、iPhoneの販売が伸び悩んだことが挙げられています。
 
Appleに売上額の半数以上を依存し、特にiPhoneの販売動向に業績が大きく左右される収益構造の転換に向けて、FoxconnはApple以外からの受注増にも取り組んでいます。

2016年12月はiPhone7 Plusの人気もあり前年同月比10%弱の増収

2016年12月の売上額を見れば、4,496億台湾ドル(約1兆6,300億円)で、前年同期比9.76%のプラスを記録しています。これは、中国の旧正月需要と、デュアルカメラを搭載したiPhone7 Plusの人気に支えられたものです。
 
一方、iPhone7の組み立てを担当するPegatronの2016年12月の売上額は840億台湾ドル(約3,050億円)で、前年同月比27.43%の大幅な減収となっています。

2017年はiPhone8発売で増収へ

台湾の投資会社Yuantaのアナリスト、ビンセント・チェン氏は、2016年のiPhoneの出荷台数は約2億700万台で、2015年の2億3,600万台から約15%落ち込んだと分析しています。
 
同氏は、iPhone10周年の記念モデル「iPhone8」発売のほか、コンピュータ市場の緩やかな復調により、Foxconnの売上額は2017年に5〜10%程度上向く、と予測しています。
 
チェン氏の予測では、2017年のiPhoneの出荷台数は2億2,100万台程度まで増えるだろうとのことです。
 
 
Source:Nikkei Asian Review
(hato)