【プロに聞く】これでスッキリ!パンパンに張ったふくらはぎのケア法

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夜、仕事を終えて家に戻ると、ふくらはぎがパンパンになっていたりしませんか?

1日中立ちっぱなしだったり、あるいはパンプスで歩き過ぎたときに、ふくらはぎがだんだんと腫れてきたり、また、デスクワークで座りっぱなしの場合も、夕方には脚が冷えてきて、重だるくなってくる。こんな不快感は嫌ですよね。

そこで今回は、体づくりのプロである筆者が、ふくらはぎがパンパンになったときにしたいむくみや腫れを楽にする方法をご紹介します。

■老廃物除去!ポンプ機能を刺激してリンパを流す方法3つ

(1)足を真上に上げて、膝関節の力を抜き、ブラブラと軽く振りましょう。ふくらはぎが揺れて、足の甲をしならせるように、筋肉を思い切りゆるめていきます。

(2)つま先を手前に引いたり前に伸ばしたりして、体液を下から上へ循環させるふくらはぎのポンプ機能を刺激して、下肢から心臓へ戻すミルキングアクション(乳搾り作用)を促しましょう。

(3)ひざの後ろ部分をマッサージする。あわせて腿の付け根(そけい部)も揉みましょう。下半身の水分、血液といった体液のめぐりを良くしてします。

■レッグケア効果もあり!クリームやマッサージオイルなどを使ったマッサージ

(1)足の甲エリア

こぶしをつくり、前後にゴリゴリします。

(2)踵エリア

手の平でかかとを包むようにして、内外くるぶし周りと、かかととくるぶしの間のラインを親指と人差し指でつまみ、さするようにマッサージします。

(3)足首エリア

足首からふくらはぎに差しかかる部分を上に向けてぎゅーっと締めるようにマッサージします。

最後にもう一度足を上げて振ります。

いかがでしたか? 今回は、ふくらはぎがパンパンになったときに実践したいむくみや腫れを楽にする方法をご紹介しました。

筆者は、仕事柄移動も多く、出張には必ず着圧ソックスを持参します。疲れているときは、座布団やクッションを足の下に置いて高くして休むようにしています。手をかけていくと次第に下腿も楽になってきますよ。レッグケアも兼ねて行ってみてくださいね。

【画像】

※ Vadim Georgiev / Shutterstock

【筆者略歴】

小川りょう

25年のキャリアを持つ健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーを経て独立。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルで、成人〜後期高齢者に至るまで対応、幅広い世代の顧客を持つ。気取らない人柄と自然体の指導が特徴。コンセプトは健康寿命の延伸であり、足腰運動スクワットの専門家。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士号。著書に「ココロ・カラダ塾」(幻冬舎ルネッサンス)。