紀州鴨と阿波尾鶏のスープに魚介を加えたあっさり味の「味玉紀州鴨そば」 (970円)/燃えよ麺助

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関西では、行列ができる話題のグルメの新店が、2016年に次々とオープン!そこで、激戦区に現れた新鋭ラーメンから、60分待ちは当たり前のパンケーキまで、並んででも絶対に食べに行きたい、代表的な10店を紹介!

【写真を見る】副菜を混ぜて食べても旨い「チキンカレーと週替わりカレーの2種あいがけ(スパイスたまご付き)」(1100円)/アアベルカレー

■ 人気店出身店主が放つ貝&鴨ダシの衝撃!「燃えよ麺助」

醤油ラーメンの名店「金久右衛門」本店で修業した2人が独立して、大阪・福島で2016年4月にオープンした「燃えよ麺助」。和歌山の紀州鴨と、徳島の阿波尾鶏のガラで作るスープがベースの紀州鴨そばと、シジミをベースに数種類の魚介からとったスープの金色貝そばが2本柱。金久右衛門出身ゆえにどちらも醤油味だが、それぞれのスープに合うように小豆島産とたつの産の醤油を使い分けるなど、こだわりの味が行列を呼ぶ。

【オススメ!】「味玉紀州鴨そば」(970円)は、紀州鴨と阿波尾鶏のスープに魚介を加えたあっさり味。鴨の旨味を凝縮しながらもクセはなくあと味すっきり。鴨ロースと豚肩肉のレアチャーシューがトッピングされた贅沢な一杯!

【行列回避の3か条】<1>ランチのピークが過ぎた14時以降が狙い目<2>夜は混雑の谷間に当たる19時台がおすすめ<3>雨の日だと行列も比較的少なめ

■ インドの旅を経て伝説の店がパワーアップ!「アアベルカレー」

大阪・玉造で間借りをして営業していた人気店「アアベルカレー」が、2015年11月に閉店。と思いきや、パワーアップして大阪・九条に、2016年4月に復活オープン。休業期間中に、店主がインドに出向いて新しい味を探求するなど、よりパワーアップした!定番の香り高いスパイスカレーをベースに、合いがけ用の週替わりカレーで攻めの味に挑む。インド旅で各副菜の役割やバランスまでを学び、より深みを増したひと皿を提供する。

【オススメ!】「チキンカレーと週替わりカレーの2種あいがけ(スパイスたまご付き)」(1100円)。不動の人気だったチキンカレーと週替わりカレー(写真は豚チマキのズッキーニのマサラ)の合いがけ。それぞれのカレーをそのまま味わっても、副菜を混ぜて食べても旨し!

【行列回避の3か条】<1>13時以降なら、並ばずに入れる場合もあり<2>回転が速いので、待ち時間は10〜15分程度<3>夏の繁忙期を避ければ比較的スムーズ

■ 表参道発の名店が関西に誕生!「パンとエスプレッソと」

東京・表参道の人気ベーカリー&カフェが2016年10月、ついに関西で「パンとエスプレッソと京町堀」を大阪・肥後橋にオープン。これまでパンの開発を手がけてきた櫻井正二シェフが大阪へ拠点を移し、腕前を披露。パンは1個120円〜600円で、「毎日食べても楽しめるように」と定番はあえて用意せず、日々30〜40種の異なるパンが並ぶ。店内中央にある全面開放のファクトリーで、パン作りの工程が眺められるのも魅力。

【オススメ!】写真下から時計回りに、小ぶりながら具がたっぷり入った食べ応えのある「カレーパン」(280円)と、チョコの甘味とレーズンの酸味のバランスが秀逸な「リンゴとレーズンのダマンド」(280円)。マッシュポテトを混ぜたパンのモッチリ食感が旨い「生ハムとモッツァレラのパニーニ」(600円)。京都小川珈琲の豆を使用し、丁寧にドリップしてくれる「ホットコーヒー」(400円)。表面はカリッと焼かれ、中はとろとろの仕上がりで、本店でも大好評の「フレンチトースト」(700円※1日20〜25食限定。整理券制で13時から配付)は、アカシアのハチミツを好きなだけかけられる。

【行列回避の3か条】<1>待つ以外に方法はなし。開店前の来店がベスト<2>9時〜9時30分には並び始めよう<3>整理券の入手も、30分前の来店を心がけよう

■ 世界的ショコラティエの日本初路面店「ジャン=ポール・エヴァン」

世界屈指のショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァン氏のショコラトリーが、京都・三条に日本初の路面店「ジャン=ポール・エヴァン京都店」を、2016年10月にオープン。京都が大好きだという匠が作り出す絶品のボンボンはフランスから空輸され、本国と同じものが楽しめるほか、茶の老舗、一保堂茶舗の抹茶、京都・今出川にある本田味噌本店の白味噌を使った京都店限定スイーツもあり、ここならではの味も続々!

【オススメ!】写真下から時計回りに、マロン入りの生クリームにフランス産クルミを使ったビスキュイを合わせチョコでコートした「MOF 2016」(772円※京都店限定)。「キブネ」(674円)は、京都の茶の老舗、一保堂茶舗の抹茶を使うムースが決め手の食感も楽しい逸品。コーヒー風味のビスキュイを合わせたコーヒー尽くしのケーキ「バイア」(674円)。「ムース オ ショコラ ミソ」(699円※京都店限定)は、京都・今出川の「本田味噌本店」の白味噌を使った京都らしさあふれる一品。

【行列回避の3か条】<1>平日は10時のオープンを狙うべし!<2>12時〜14時を外せば、並ぶ時間は少なめに<3>土曜、日曜、祝日の午後に行くなら20分は並ぶ覚悟で!

■ 杯数限定!とろける食感が魅力の激レア丼「牛カツのタケル」

大阪・東京で展開する行列店「1ポンドのステーキ ハンバーグ タケル」がプロデュースする牛カツの専門店「牛カツのタケル 日本橋店」(大阪・難波/2016年3月オープン)。赤身肉に和牛の牛脂を注入したインジェクションビーフは、柔らかくとろける食感。きめ細かく薄付きの衣で、サクッとジューシーな食べ応えも好評だ。また、もう少し食べたい時にうれしい、替え玉ならぬ“替えカツ”もあり、満腹になること間違いなし!

【オススメ!】肉200gに温泉卵、カイワレ、ゴマをトッピングした「特盛 牛カツ丼」(940円)。中はヘルシーな麦飯にモヤシナムル、特製タルタルを盛り込み飽きの来ない仕上がりに。ランチのみで5杯限定なのでお早めに!

【行列回避の3か条】<1>通し営業なので15時〜18時が狙い目<2>21時以降ならゆっくり食べられる<3>牛カツ丼狙いなら9時過ぎに予約を!

■ 待望の梅田エリア進出!「俺のフレンチ 」

ミナミでは2時間近くの待ち時間も出たほどの超人気店、俺のフレンチが、大阪での2店目となる「俺のフレンチ 梅田」を2016年7月にオープン。国内外の一流フレンチ出身の実力派シェフが、フォアグラやトリュフなどの高級食材を惜しげもなく使ったハイレベルな料理を、圧倒的なコスパとサービスで楽しませてくれる。東京やミナミでは立ち席もあったが、梅田店は全着席で94席というキャパがうれしい。

【オススメ!】「スペシャリテ 牛フィレ肉とフォワグラのロッシーニ」(2138円)は、分厚いフィレ肉の上に、ほぼ同じようなサイズのフォアグラをドンとのせた採算度外視の逸品。フィレとフォアグラの柔らかい食感に加え、香り高いトリュフソースの味わいも格別!

【行列回避の3か条】<1>確実に食べたいなら予約するべし<2>平日、土曜、日曜とも16時〜18時が狙い目<3>21時以降の2軒目使いもベター

■ 本場のアメリカンパイが堪能できる「スラッピーケークス」

アメリカ・オレゴン州に本店を持つアメリカンダイナー「スラッピーケークス大阪」が2016年10月、大阪・梅田のルクア イーレに登場。アメリカの家庭の味を、食事でもコーヒーのおともでも食べられるアメリカンパイをメインに、サンドイッチなどのフードや、フレッシュフルーツを使ったドリンクなどで楽しめる。パイはすべて店で手作り。アルコール類もあるので、ランチにカフェにディナーにと、使い勝手抜群。

【オススメ!】写真下から時計回りに、ビターモカクリームの甘味と、イチゴの酸味が口の中で絶妙に絡み合う「ストロベリーモカクリームパイ」(842円)。1ホールに5個のリンゴを使った贅沢なパイ「スラッピーアップルパイ」(734円)。ローストした鶏肉と野菜を入れたクリームシチューを、パイで包んで焼き上げた「チキンポットパイ」(842円)。

【行列回避の3か条】<1>平日は13時〜16時を外そう<2>土曜、日曜は12時までが狙い目<3>18時以降だとほぼ並ばず入れる

■ 台湾発の新食感かき氷「ICE MONSTER」

日本1号店となる表参道では約500人の行列もできた、話題の台湾発かき氷専門店の関西1号店「ICE MONSTER グランフロント大阪」(大阪・梅田/2016年3月オープン)。こちらでもオープンから人気を呼び、最大5時間待ちという行列店に! コーヒーやフルーツ、紅茶など、素材そのままの味を閉じ込めた“フレーバーアイスブロック”が特徴で、濃厚な風味と、削り方にもこだわったフワリと溶ける食感とのダブルパンチに驚くはず。

【オススメ!】「タピオカミルクティーかき氷」(1000円)は、ミルクティー味のかき氷に温かいタピオカを好みで添えて食べる、台湾ならではのメニュー。まずはそのまま、次に別添えのキャラメルシロップをかけて、と2度楽しめる。

【行列回避の3か条】<1>平日は11時から13時ごろなら空きあり<2>土曜、日曜は17時〜19時ごろが狙い目<3>混雑時は整理券が出るので時間を有効に!

■ マヌカハニーのバターとフワフワ生地「幸せのパンケーキ

東京・表参道で話題のパンケーキ店が、「幸せのパンケーキ 梅田店」(2016年4月オープン)を梅田エリアに待望のオープンさせた。じっくりと蒸し焼きにするパンケーキは、口溶けのよいふっくらとした生地が魅力。一見シンプルながら、ハチミツや卵の濃厚な風味が楽しめる。ニュージーランドから直輸入する高純度マヌカハニー入りのホイップバターのほか、厳選した卵など食材にこだわり、ほかにはない味わいを生み出している。

【オススメ!】「幸せのパンケーキ」(1100円)は、ニュージーランド直輸入のマヌカハニーと、北海道産牛乳から生まれた発酵バターの芳醇な味わいがしっかりと感じられる一枚。ふわふわで、口溶けのよい食感がたまらない。

【行列回避の3か条】<1>平日の開店直後から昼までが狙い目<2>確実に食べるなら平日に予約を<3>土曜、日曜、祝日は予約シートで時間を有効に!

■ シーザーサラダのトーストは必食!「レブレッソ」

大阪・鶴橋で人気の食パン専門店による2号店「レブレッソ グランフロント大阪」(大阪・梅田/2016年6月オープン)。本店で連日完売となるプレーンタイプのレブレッソブレッドは、パンのおいしさをシンプルに味わえるとあり、こちらでも一番人気だ。イートイン席があり、パンにジャムや具材を合わせたトーストをはじめ、グランフロント大阪店限定のトーストが食べられる。プレゼントに喜ばれる、オリジナルジャムも販売されている。

【オススメ!】「アボカド&ベーコンシーザーサラダ」(530円)。フレッシュ野菜とベーコンに自家製ドレッシングをかけた、グランフロント大阪店限定トースト。サクッ、モチッのパンと野菜のシャキシャキ感が心地いい。カフェラテは450円。

【行列回避の3か条】<1>土曜、日曜、祝日は開店直後か17時以降に<2>平日ならほぼ待ち時間なしでOK<3>食パンの購入なら予約がおすすめ【関西ウォーカー編集部】