『21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画』とは?

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映画にはさまざまなジャンルがありますが、その中でドキュメンタリー映画が好きという人はそれなりにいます。ドキュメンタリーに映し出されているものは、外国の状況だったり、あるいは我々のすぐとなりにある日本における現実であったりします。あらゆる対象にカメラを向ければ、それはドキュメンタリーになるといえるでしょう。

多角的に論じる

そんな幅広いドキュメンタリー作品について、多くの論者が文章を寄せている本が『21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ』(キネマ旬報社)です。そこには、ここ数年のドキュメンタリー映画について各寄稿者が感銘を受けた作品について論じられています。2011年に起きた東日本大震災と、それを受けての反原発運動、さらに新しい社会問題として台頭しつつあるヘイトスピーチなど、あらゆるテーマについて言及されています。

ドキュメンタリーの手法は無数

ドキュメンタリーというと、まず思い浮かべるイメージは以下のようなものではないでしょうか。特に若い人が、カメラを自分自身や、あるいは身の回りのすぐそばにあるものに向けるセルフドキュメンタリーという方法論です。これは、日本では多く取り入れられています。低予算でもできるところなどが受けているのでしょう。ですが、そうした私小説めいたものだけがドキュメンタリーではないと本書を読むとわかるでしょう。