連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第15週「さくら」第82回 1月11日(水)放送より。 
脚本:渡辺千穂 演出:梛川善郎


82話はこんな話


昭和34年、キアリスは、創業10周年を迎えた年に、皇太子ご夫妻のお子様のための注文が入ったことから全国に名前が知られるようになった。多忙なすみれ(芳根京子)と紀夫(永山絢斗)は15歳になった娘さくら(井頭愛海)をなかなか構ってあげられなくて・・・。

皇室御用達!


82話から10年時間がとんで昭和34年。キアリスは創業10周年。
1話の冒頭は、昭和44年、キアリス創業20周年記念パーティーの場面だったので、1話のあの場面にたどりつくまであと10年!

10年目のキアリスは、あさや靴店のあったところが事務所になって、麻田さん(市村正親)は写真のみ。亡くなったのか! 写真死か! と思ったが、トク子(中村玉緒)がナレ死だったので、麻田はどこかで隠居しているだけなのだろうか。
それはそうと、さくら役の井頭愛海がかわい過ぎる(健太郎に「さすがやわ」と笑いかけたアップがもう!)とか、なぜ、朝ドラの主人公とその娘はぶつかり合うのかとか、芳根京子はまだ19歳にもかかわらずお母さんのトーン(ブルジョワ奥様ふう)が巧過ぎる!とか、健太郎役の古川雄輝がイケメンだとか話題は尽きないが、なんといっても「皇室」ネタ。ちょうど、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、同時に元号を改める特例法案に関するニュースが世間を沸かせているおりになんとタイムリーなことだろうか。

キアリスのモデルであるファミリアの商品が皇室御用達で、現・皇太子徳仁親王(浩宮様)がお生まれになったとき、80点にも及ぶベビー用品を納入している。愛子さま、眞子さま、佳子さま、悠仁さまもファミリア商品を使用しているとか。このへんのエピソードは、このレビューで何度も参考にしている数少ない坂野惇子とファミリアの本『ファミリア創業者坂野惇子 「皇室御用達」をつくった主婦のソーレツ人生』(中野明著 中央公論新社)に6ページに渡って書かれている。すごいのは、すみれのモデル坂野惇子は、当時の皇太子妃美智子様(いまは皇后)が民間人だったときに出会っていたというご縁があったこと。しかも坂野家の別荘に美智子様がいらっしゃったという。「べっぴんさん」ではここまでは描かれることはないだろうが、キラッキラなセレブストーリーを朝ドラで見てみたい気もする。

きょうの良子


紀夫「こ、こ、こ・・・皇太子ご夫妻のお子様や」
すみれ「え」
バンザイする紀夫
そのあとの良子(百田夏菜子)のリアクション(声の出し方)が印象的で、サザエさんの「んがぐぐ」に匹敵すると思う。

きょうのメモ


すみれ・・・専務
紀夫・・・社長
明美・・・取締役
良子・・・製作所所長
君枝・・・デザイナー
武・・・部長
トク子・・・大往生

家具、おもちゃ、雑貨、輸入・・・4つの部門はどうなったんだろう・・・
(木俣冬)