(写真提供=SPORTS KOREA)サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長

写真拡大

韓国最大の財閥、サムスングループの事実上のトップが出頭した。

特別検察官事務所に出頭したのは、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長。サムスングループの総帥である李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長男だ。

李副会長は、崔順実(チェ・スンシル)の国政介入事件に関連した贈賄などの容疑で1月12日、特別検察官チームの取調べを受けた。特別検察官チームが財閥トップを聴取するのは初めてだ。

李在鎔副会長の出頭は当然、韓国でも大きな話題となっているが、もうひとつ関心を集めていることがある。

“李在鎔リップクリーム”、その値段は!?

李副会長の“リップクリーム”だ。

何かの比喩や表現ではなく言葉通りのリップクリームで、韓国メディア『文化日報』などは「サムスン李在鎔副会長“贈賄容疑の身分”で検察に出頭、第2の“李在鎔リップクリーム”は出るか」と見出しを打った。

それにしても、なぜ李副会長のリップクリームが注目を集めているのだろうか。

話は昨年12月6日に開かれた、国政介入関連の聴聞会に遡る。

韓国を代表する財閥トップが参加した国会聴聞会に、李副会長も証人として出席していたのだが、そのとき何気なくリップクリームを唇に塗った。それを見た韓国ネット民たちが「あのリップクリームはどこのものだ?」とリサーチを始めたのだ。

少なくないネット民たちは、韓国一の財閥トップが使用しているリップクリームだけに、一般庶民にはとても手の届かない高額商品だと考えていたのだろう。

実際に、そのリップクリームは韓国には輸入されていないアメリカの商品だ。だが、値段は予想外だった。

なんと値段は、たったの2ドル。

その事実が判明すると「どれだけ良い商品なんだ?」「私も旦那に買ってあげよう」「財閥が使っているのだからオレも使ってみよう」などと大きな話題を呼んだのだ。

現在も韓国最大手ポータルサイト『NAVER』で「李在鎔」と打つと、予測検索として「リップクリーム」がトップに表示される。

何もネット上だけで盛り上がったわけではない。

輸入を検討する企業も

韓国メディア『朝鮮Biz』は「流通大手企業がまだ韓国国内に輸入されていない、いわゆる“李在鎔リップクリーム”を輸入する方針を検討したが、“事業性が低い”と判断したことがわかった」と、大手企業が大真面目に輸入を検討した事実を伝えている。

さらに同メディアは「“李在鎔リップクリーム”をきっかけに男性たちのリップクリームの消費量が増加する展望も出ている」とも報じた。

ちなみに、李副会長のリップクリームは「Softlips lip balm」という商品。

彼は「バニラ」の香りのものを使っていたそうだが、他にも「チェリー」「ラズベリー」など種類はさまざまだという。

商品の公式ページから、“李在鎔リップクリーム”の成分を分析するブログもあった。

有効成分はジメチコン(2%)、オクチノキサート(7.5%)、オクチサレート(3%)、オキシベンゾン(3%)。どれも一般的な成分だという。

いずれにせよ、韓国最大財閥の事実上のトップが庶民的なリップクリームを使っていたということで、李在鎔副会長の好感度がアップしたことだけは間違いない。

ただし、そんな好感度も今回の出頭でどうなるか。リップクリームが再び救ってくれる…とはならないか。

(関連記事:まるで『花より男子』の世界!? 韓国“サムスン高校”のセレブ感がすごい

(文=S-KOREA編集部)