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By Mauro Sartori

Facebookが掲げる「connecting the world(世界をつなげる)」という計画を推進すべく結成されたハードウェア開発グループが「Building 8」です。Building 8がどのような製品や技術の研究開発を進めているのかはほとんど公開されていないのですが、同社の採用情報から、どうやら「ブレイン・コンピュータ・インタフェース」の分野の開発に着手しようとしていることが明らかになっています。

Brain-Computer Interface Engineer, Building 8 | Facebook Careers

https://www.facebook.com/careers/jobs/a0I1200000JXqeWEAT/

Neural Imaging Engineer, Building 8 | Facebook Careers

https://www.facebook.com/careers/jobs/a0I1200000JXr3eEAD/

Haptics Engineer, Building 8 | Facebook Careers

https://www.facebook.com/careers/jobs/a0I1200000JXqdoEAD/

Facebook's Building 8 working on telepathic 'communication platform of the future' - Business Insider

http://www.businessinsider.com/facebooks-building-8-working-on-brain-computer-communication-platform-2017-1

Building 8は2016年4月にFacebookにより設立が発表されたハードウェアの研究開発グループ。Building 8を率いるのは、DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)の元局長であり、Googleの研究開発グループのATAPを統括していたRegina Dugan氏です。

Building 8を率いるDugan氏。



Building 8は設立から2017年1月にいたるまで製品をリリースしておらず、その研究内容についてはほとんど語られていませんが、同グループはブレイン・コンピューター・インターフェイスや神経画像、ハプティクスの分野でエンジニアを募集しています。ブレイン・コンピューター・インターフェイスは、脳波や脳信号といった脳活動を読み取ったり脳に刺激を与えたりして、脳とコンピューター間のコミュニケーションを可能にする技術やデバイスのこと。神経画像は脳の活動を画像として計測する技術で、ハプティクスは触感フィードバックを実現する技術のことです。

この他にも音声信号のプロセスに関するアルゴリズムのエンジニアが募集されており、その説明には「未来のコミュニケーション、コンピューティングプラットフォームの開発」と記載されています。また、マーク・ザッカーバーグCEOの「未来ではお互いに考えていることを直接送受信することが可能になる」という発言から、Facebookが脳波や脳信号でのコミュニケーションを可能にする技術、およびデバイスの開発に乗り出していると見られています。

ザッカーバーグCEOが2015年7月に実施した公開Q&Aで、ブレイン・コンピュータ・インタフェースを実現する未来の話題が出ました。

For the next hour I’ll be here answering your questions on Facebook.

Our Townhall Q&As are an important way for me to...Mark Zuckerbergさんの投稿 2015年6月30日


ブレイン・コンピュータ・インタフェースは映画の中でしか見たことがないテレパシーを実現する可能性を秘めた技術であり、本当にそんなことが可能になるのかどうか、Facebookの今後の研究に期待がかかります。