Appleでプログラミング言語Swiftを開発したクリス・ラトナー氏と、MacBook AirやMac Proのデザインを担当したマット・ケースボルト氏が、ともに電気自動車のTeslaに引き抜かれたと相次いで報じられています。

XcodeやSwift開発の責任者、Teslaで自動運転プログラム担当副社長へ

クリス・ラトナー氏は2005年にAppleに入社、Xcodeや、Appleが2014年に公開したSwiftといったプログラミング言語の開発を率いてきました。
 
クリス・ラトナー氏
 
ラトナー氏は現地時間1月10日にSwiftプロジェクトのサイト上にメッセージを掲載し、Appleを去ることを明らかにしました。
 
Teslaは、ラトナー氏が自動運転用プログラム開発を含むソフトウェア担当副社長に就任することを発表しています。
 
Teslaが先日公開した、自動運転中にシステムが画像処理を行う様子を示したデモンストレーション映像から分かるように、今後の発展が期待される自動運転には高度なソフトウェア技術が不可欠となることから、ラトナー氏の手腕が求められた模様です。

新型MacBook Pro、MacBook Airのデザインチームを率いたマット・ケースボルト氏もTeslaへ

AppleでMacシリーズの製品デザインにおいて中核的な役割を担っていたマット・ケースボルト氏のTeslaによる引き抜きを9to5Macが報じています。
 
tesla ケースボルト氏
 
昨秋発表されたTouch Bar付きMacBook Proをはじめ、世界のラップトップコンピュータのデザインに大きな影響を与えたMacBook Air、円筒形が印象的なMac Proなどのデザインチームを率いていたのがケースボルト氏でした。

 
ケースボルト氏は、Macのハードウェアデザインのリーダーから、Teslaのデザイナーに転じることになりました。

以前から人材の引き抜き合戦を続けるAppleとTesla

Appleのソフトウェアとハードウェア開発の中心人物が相次いでTeslaに引き抜かれることとなりました。
 
AppleとTeslaは、以前から優秀な人材の引き抜き合戦を展開しており、緊張関係にあります。Teslaのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、自動車産業参入の噂があるAppleを警戒する発言もしています。

 
 
Source:electrek, 9to5Mac, MacRumors
Photo:Tesla
(hato)