10日深夜放送の「お願い!ランキング」(テレビ朝日系)で、漫画家の赤松健氏が、漫画執筆の本業とは別に、ボランティア状態の副業をこなしている理由を明かした。

番組では、成功者のVTRを視聴してモチベーションを高める「嫉妬に身を焦がすBAR」のコーナーで、赤松氏の自宅や仕事現場に密着した様子を紹介した。

赤松氏は「ラブひな」「魔法先生ネギま!」を手がけ、現在は別冊少年マガジン(講談社)で「UQ HOLDER!」を連載している。番組によると、漫画の印税は総額で10億円以上だとか。番組VTRでは、現在の赤松氏は「3億数千万円」の豪邸に住み、高級外車も所有し、11歳年下の美人妻がいることを紹介していた。

赤松氏はスタッフのインタビューに対して、漫画家になりたてのころは「カマキリみたいなキモいオタク」「キモイの極地」でモテなかったと答える。

そんな赤松氏は、漫画の執筆とは別に、無料マンガサイト「マンガ図書館Z」を運営する「株式会社Jコミックテラス」の取締役会長を務めている。「マンガ図書館Z」では、絶版になってしまった懐かしい漫画や、単行本化されなかった漫画を作者の許諾を得てすべて無料で配信しており、月間利用者はおよそ40万人だという。

赤松氏は、この無料マンガサイトを立ち上げた理由について「出版社から出ている漫画は出版社がある程度守ってくれる」「絶版になると基本的には出版社が守ってくれない」「海賊版がネットにバラまき放題になっている」と漫画業界の内情を説明したうえで、海賊版の餌食にならないように作品を守り、作者が儲かるシステムを作りたいのだと語った。

サイトでは漫画が無料のため、広告を載せ、広告収益があるというが、「100%作者にお支払いする」と赤松氏は説明。読者は無料で漫画を読め、配信されている漫画の作者に収入が入る仕組みだが、運営会社としては厳しいようだ。

赤松氏は「非常に経営は苦しいです」「ボランティアみたいなもの」と、ほぼノーギャラであることを告白。しかし、赤松氏は「漫画業界に儲けさせて育てていただいた恩返し」と、この仕事を引き受けている理由を明かしたのだ。

VTRを見ていた、南海キャンディーズの山里亮太は「心から嫌いになれない」と訴える。大金を稼ぎ、豪邸に住み、年下の美人妻がいるにも関わらず「そこに甘えていない」「漫画業界に恩返しをしようと、時間がないはずなのに、それをやっているのがスゴい」と赤松氏を称賛。

そんな山里は「だからオレたちが(赤松氏に対して)心からバカにできない」「もっとさ、キャバクラ行って札束でキャバ嬢を殴ってくれよ!」と訴えて、笑いを誘っていた。

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