N-BOX G・Lパッケージ(右)と、N-BOX Custom G・Lパッケージ(本田技研工業の発表資料より)

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 本田技研工業(ホンダ)は11日、同社の軽自動車「N-BOX(エヌボックス)」の2016年暦年(1月〜12月)における販売台数が前年比0.8%増の18万6,367台となり、軽四輪車新車販売台数で第1位を獲得したと発表した。

 2011年12月に発売された「N-BOX」は、軽自動車の販売台数では2013年に初の1位を獲得。2014年はダイハツ・タントに1位を譲ったものの、2015年に再び首位を獲得し、今回は初めて2年連続の1位を記録した。登録車を含む2016年の車名別新車販売台数では、トヨタ・プリウスに次ぐ2位だった。

 2016年12月単月での販売台数は、前年同月比26%増の1万4967台で、軽自動車では10カ月連続の1位を獲得すると共に、登録車を含む車名別新車販売台数でも、トヨタ・プリウスと日産・ノートを抑え、3カ月ぶりに1位に返り咲いた。

 発売以来累計での販売台数は、販売開始から5年(60カ月目)で100万台を突破。この記録は、ホンダの車体としては2001年6月発売の「フィット」が達成した6年6カ月(78カ月目)を上回り、最速となる。

 N-BOXシリーズは、2011年12月に第1弾となる「N-BOX」が、2012年7月に第2弾の「N-BOX +(エヌボックス プラス)」が発売された。軽乗用車最大級の室内空間や存在感のあるデザインなどから、子育て層を中心に好評を得ており、2014年12月には、「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」が追加され、若年層を中心に幅広い層から支持を得てきた。