有名ラグビー選手の妻、ブログに中絶を明かし波紋(出典:http://www.news.com.au)

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オーストラリアの有名ラグビー選手の妻が、「どうせまた流産してしまうのかもしれない。それなら敢えて中絶したほうが気がラク」などとして、せっかくの妊娠発覚にも自らの意思で赤ちゃんを堕ろしてしまった。豪紙『The Sydney Morning Herald』などが伝え、その極端な考え方に大きな波紋が広がっている。

「すべては昨年4月の出来事が原因。2つの命を失うという本当に辛い経験でした。その後に再び新しい命が自分の体に宿ったと知っても、また流産してしまったらどうしようという恐怖からそれを素直に喜べませんでした。私はとても我儘な人間だと思います。でも泣きはらした数か月間を思い出し、また同じ思いをすることは耐えられなかったのです。」

自身のブログにそんなことを綴ったのは、豪ナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)の「ブリスベン・ブロンコス」に所属するダリウス・ボイド選手の29歳の妻、カイラさん。彼女は昨年、祖母が他界した直後の4月に流産を経験。尊い命を続けざまに亡くした彼女は悲しみに打ちのめされ、8月に再び妊娠が発覚するも喜びより悲しみが彼女を支配してしまい、その2日後に赤ちゃんを堕ろしてしまったという。

そんな彼女には「感情的な理由でせっかく宿った命の芽を自ら摘み取るとは信じられない」「その傲慢さは許し難い」「あなたは命の本当の尊さを理解していない」といった批判が殺到した。しかしボイド夫妻には1歳の娘ウィローちゃんがおり、幼い子の可愛らしさは十分にわかっている。カイラさんはメディアを利用して釈明に必死となったが、インスタグラムで展開したさらなるコメントに世論は再び大騒ぎしている。

「中絶を決意するには実は10もの理由があったのです。ウィローがお腹にいたころ長期にわたり重いツワリに見舞われた記憶があり、再びの妊娠がわかった時にウィローはまだ生後9か月でした。こんなに早く下の子が出来て2人の子をがむしゃらに育てる自分の姿を想像したら、この結婚生活も苦痛の日々に転じるだけだと思ったのです。」

どんなに伴侶やパートナーが手を貸してくれても、妊娠、出産、育児は女性にとってはやはり孤独に耐える重労働にほかならない。しかし心身面で憂慮すべき特別な理由がない場合、カイラさんが暮らすクイーンズランド州で堕胎は違法とされている。中絶反対派の州政治家はそんなカイラさんと同意した夫、そして人工妊娠中絶手術を行った医師と真剣な話し合いを持つ必要がありそうだ。

出典:http://www.news.com.au
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)