原作では主人公の万次よりも誰よりも強い。
 - (C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会

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 木村拓哉主演で沙村広明の人気コミックを実写映画化する『無限の住人』(4月29日公開、三池崇史監督)で、原作ファンに愛されるキャラクターの一人である最強の女剣士・槇絵(まきえ)にふんした戸田恵梨香。槇絵を体現するにあたって戸田が大切にしたこととは? 約1年前に報道陣に公開された京都の撮影現場で明かした。

 原作の中では、主人公の万次(木村)よりも、誰よりも強い槇絵。戸田は「(原作に)『舞』って書いてあったので、いかに舞うかを大切に」とインスピレーションを得て、「腕が立って一番強いということはあっても、同時にずっと抱えてきた悲しみや苦しみ、か弱さ、はかなさを体現できれば」と意識しながら挑んだ。

 戸田は、本格的なアクションに挑戦するのは初めて。「アクションに対して無知だったので、木村さんがいろんなコツややり方を、すごく丁寧に教えてくださって。木村さんとは約10年ぶりの仕事だったので恥ずかしさもありながら、安心感をくれるような存在でした。撮影に入る前は、アクションをやったことがないことに対して恐怖心を持っていたんですけど、木村さんが居てくれたことによって、その恐怖心を忘れることが出来ました」

 遊女に身を投じながらも天才的女剣士である槇絵を演じるには相当なアクションスキルが求められそうだが、両親が武術の先生で、段を持つ戸田は、きちんと妖艶な部分も出せる女優として白羽の矢が立った。戸田について三池監督は「非常に動物的な人」と表現し、セット撮影よりロケの方が「やたらドキッとした表情」を見せるという。実際に「無理くり日本海に行って撮ったシーンがあって。その風の冷たさと薄着でね、むちゃくちゃキレイなんですよ。『えー、なんだこれは。すげえ!』って」と驚愕することがあり、「生き物としての強さ」に、作る側として非常に助けられたと言う。

 初タッグとなった三池監督について戸田は「三池さんの頭の中で、撮るもの、画(え)も決まっているし、すごく明確なので無駄がなく、本当にやりやすい環境を作ってくださる監督」と評し、「安心しています。すべてお任せしています」と寄せた全幅の信頼。当日、ショートカットの槇絵姿で取材に応じた戸田がスクリーンでいかに躍動するのか。映画の出来上がりが「全く想像つかない」という戸田も、完成・劇場公開を楽しみにしている。(編集部・小松芙未)