EVの本格普及に不可欠、テスラの大規模リチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」

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テスラが「モデル3」という手頃な価格ながらも信頼できる夢のような電気自動車を顧客に届けるためには、ギガファクトリーが必要不可欠である。

米国ネバダ州に位置するこの施設は、世界中にある他の工場をすべて合わせても敵わないほど、前代未聞の規模でリチウムイオン・バッテリーの生産が行われる場所だ。

だが、その計画を遂行するためには、イーロン・マスクCEOはまず、この途方もない施設を完成させなくてはならない。4Kカメラを搭載したDJI製ドローン「Phantom 3」でマシュー・ロバーツ氏が撮影した最新映像では、このプロジェクトの進捗状況が確認できる。予想通り、完成までにはまだ時間が掛かりそうで、建設が計画されている21の工場ブロックのうち、完成しているのは今のところ、ほんの一部にすぎない。それでもなお、この建物は美しい砂漠を埋め尽くすかのように見えるほど広大だ。

ギガファクトリーが完成した暁には、年間35ギガワットアワー(GWh)の電池セルを生産できると、テスラは見込んでいる。同社が計画している年間50万台の自動車生産台数を実現するには十分といえるだろう。

敷地の総面積は、NFLのスタジアム107個分の広さになる予定だという。しかし、テスラが予算内で計画を遂行できるかどうかについては、不安要素もある。同社は野心的だが、目標販売台数を達成できなかった前例があるし、安全性に関わる不具合の可能性から「モデルS」と「モデルX」のリコールを行ったこともある。ギガファクトリーの建設は問題なく進むことを期待したい。



注:この記事は米国版『Engadget』のNick Summers記者による記事を転載したもの。

(追記)テスラは現地時間1月4日、ギガファクトリーでリチウムイオン電池の生産を開始したと発表した。

By Engadget

翻訳:日本映像翻訳アカデミー