1

多くの人が「地図」と聞いて思い浮かべるであろうメルカトル図法による地図は、北極や南極に近づくほど実際よりも大きく表示されてしまうという特長を持っているため、北極に近いグリーンランドなどの国は実際よりも何倍も大きく人々に認識されていることはよく知られています。そんな地図の欠点を解消し、各国の大きさを正確に比較することができるサイトが「The True Size Of ...」です。

The True Size Of ...

http://thetruesize.com/

サイトを開くとGoogleマップを使用した地図が表示されました。よく見ると、アフリカ大陸の上には何やら3つの図形が表示されています。



3つの図形は色分けされており、特に水色はどこかで見たことがあるような図形。



この図形はぞれぞれ別の国の国土を示しているもので、初期状態ではアメリカ合衆国(水色)、インド(オレンジ色)、そして中国(黄色)の国土がアフリカ大陸に重なった状態で表示されています。これはつまり、裏を返せば「アフリカ大陸の面積≒アメリカ合衆国+インド+中国」ということになるわけです。



調べたい国を検索して比較することも可能。日本の場合は「Japan」と入力して検索すると、日本の国土がハイライト表示されました。



ハイライト表示された部分は、マウスでドラッグすることが可能。ためしに、日本をつかんでアラスカ近辺と赤道近辺に移動させると、こんなにも表示の大きさが変化することがわかります。メルカトル図法では、これほどに表示上の大きさが変化するということになります。



人口2億人の国、インドネシアあたりに日本を重ねてみると、イメージしていたよりもインドネシアの国土が広いことがわかります。特に、ボルネオ島(カリマンタン島)が思いのほか日本列島より大きいことがわかりますが、それもそのはず、ボルネオ島の面積は72万5500平方キロメートルで日本の国土の約1.9倍なので、横に並べて直接比較するとこういう結果になる、というわけ。



画面左下の方位マークをマウスで操作すると、ハイライトしている国土だけを回転させることが可能。日本をインドネシアの形に沿わせてみると、インドネシアは日本の全長よりも長い(東西に長い)国であることがわかります。



それでは、「世界で最も大きさの理解に誤差がある」とされるグリーンランドの本当の大きさを見てみます。このようにグリーンランドをハイライト表示させて、赤道付近まで移動させると……



なんと、インドと同じぐらいの大きさだったことが判明。このように、「The True Size Of ...」ではメルカトル図法で「誤解」していた各国の大きさを正確に把握することができます。