病気の友達に自分の髪を寄付した少年(出典:http://www.abcactionnews.com)

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昨年9月に、テックインサイトから「がんで髪を失った友達に寄付するため、アフロヘアを2年延ばし続けた10歳の少年」の話題をご紹介した。そして今回も同じく10歳の少年が12歳の友達のために2年間髪を伸ばし、それを寄付するという心温まるニュースが米メディア『ABC Action News』などで伝えられている。

ジョージア州アトランタに住むタイラー・ブーン君(10歳)が、家族を通じてフロリダ州リバービューに暮らすギャビー・ルイズちゃん(12歳)に出会ったのは2年前のことだった。

家族同士が集まるイベントで子供たちが一緒に遊んでいた中、ギャビーちゃんだけがその輪に加わることはなかった。彼女の髪がないことにも気付いたタイラー君は、自分の両親にギャビーちゃんのことを訊ねた。

タイラー君の両親は、ギャビーちゃんが4歳の時から自己免疫疾患で円形脱毛症を患っていて髪が生えてこないこと、また他の病気もあり、みんなと同じように遊ぶことができないことを説明した。

これまで何度か治療を試みたギャビーちゃんだったが、髪が生えることはなかったそうだ。普段はビーニー帽をかぶりスカーフを巻き、ネイルもしているおしゃれなギャビーちゃんを見ると髪がないことには気づかないほどだ。しかしその後、数回ギャビーちゃんに会ったタイラー君は「僕がギャビーちゃんのために髪を伸ばそう」と決意したという。

1年に一度、フロリダへギャビーちゃん一家を訪れていたタイラー君一家だが、ギャビーちゃんのために髪を伸ばし続けて2年、このほどタイラー君は髪を切ることにした。そこで家族と共にフロリダ州にあるショッピングモール「Westfield Brandon(ウエストフィールド・ブランドン)」内にある「JCPenney(ジェイシーペニー)」ストアを訪れ、タイラー君は髪を切る前にギャビーちゃんと記念撮影をした。

ギャビーちゃんははにかみながら撮影に応じていたが、一方でタイラー君は2年間伸ばした30cmにもなる髪のことをインタビューで聞かれると「大抵、女の子に間違われていました。でももう慣れています。それに、ギャビーちゃんに僕の髪の毛をプレゼントしてハッピーになって欲しい」と自分の思いをしっかりと口にしていた。

タイラー君の両親は「『ギャビーちゃんに自分の髪をあげたい』と言って来た時、驚きはしませんでした。息子はとても思いやりのある子ですから。ただ私たちは『切りたくなったらいつでも切っていいんだよ』とだけ伝えました。でも息子はギャビーちゃんのために2年間も伸ばし続けたのです」と『Inside Edition』に語っている。

タイラー君は自分の“断髪式”をどうしてもギャビーちゃんにお願いしたかったようで、写真撮影の後にギャビーちゃんがタイラー君の伸びた髪にはさみを入れた。その後は家族と共に同モール内のヘアサロンへと移動し、プロの手によってタイラー君はさっぱりとしたスポーツ刈りになった。

タイラー君の髪は「Children With Hair Loss」というチャリティ団体に寄付され、ギャビーちゃんのためだけにカツラが作られることになるという。シャイで口数が少ないギャビーちゃんだが、タイラー君の優しさはきっと心に沁みていることだろう。幼い2人の友情が今後も続いていくことを願いたい。

出典:http://www.abcactionnews.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)