10日、ショパン国際ピアノコンクールで優勝した韓国人ピアニスト、チョ・ソンジンが母国で開いた凱旋(がいせん)リサイタルで観客がみせた異例の行動について、韓国・ソウル経済が伝えた。写真はグランドピアノ。

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2017年1月10日、ショパン国際ピアノコンクールで優勝した韓国人ピアニスト、チョ・ソンジンが母国で開いた凱旋(がいせん)リサイタルで観客がみせた異例の行動について、韓国・ソウル経済が伝えた。

チョ・ソンジンは15年のショパンコンクールで韓国人として初めて優勝を果たし、韓国はもちろん世界で一躍脚光を浴びた。コンクール優勝後1年余り、母国で初開催となった今月3日のリサイタルは注目を集め、チケットは発売開始からわずか9分で売り切れていた。しかし公演を待ちわびたはずの観客らは当日、演奏を終えた主役がステージを去ると同時にぞろぞろと席を立つという異例の行動に出た。クラシックコンサートでは「お約束」とも言える、アンコール曲の演奏も待たずに多くの客が退場してしまったのだ。

記事は「アンコールまですべてが終わり会場を出た後になって『早過ぎる退場』の理由が明らかになった」と伝える。その頃、会場ロビーにできていたのは、演奏会後予定されたサイン会を待つ観客らの行列だった。チョ・ソンジンはロビーを埋めた600人余りの観客に対し、当初予定された45分間を過ぎてもサインを続けた。

この日の会場となったソウル・ロッテコンサートホールの関係者によると、今回のチョ・ソンジンリサイタルは昨年8月のホール開館以降で最多の販売額(1984枚・3日現在)を記録したという。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「音楽より記念が大事だから…」
「音楽を鑑賞しに来たのか、インスタグラムで自慢するために来たのか?意味ないな」
「これが韓国のレベル」

「ショパンコンクール以前には何の関心もなかった人たちだろう」
「サイン1枚よりも1曲でも演奏を聴く方が貴重なのに」
「ピアニストは演奏会後に休まなきゃいけないだろうに、600人にサインをしてあげるとは…。手首が大丈夫か心配だ」

「まったく、みんな頭の中が空っぽだな。周りの観客たちの雰囲気をぶち壊し、チョ・ソンジンに対する礼儀もない。まるでアイドルのサイン会だよ」
「公演の途中で席を立つなんて、マナーがなさ過ぎ。一方で高尚な知識人のふりをしておきながら…」
「音楽を分かって行ってるのかな?ただの高いサイン会じゃないか」(翻訳・編集/吉金)